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「ロキ」キー・ホイ・クァン、O.B.は『グーニーズ』データの変異体だと思いながら演じていた

ロキ シーズン2
(c) 2023 Marvel

映画『グーニーズ』(1985)のファンがマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2に登場するO.B.(ウロボロス)を見たら、きっとこう思うことだろう。データじゃないか。

データとは、O.B.役のキー・ホイ・クァンが演じた『グーニーズ』のキャラクター。くすんだカーキ色の服に付けたワッペン、ガジェット好き、早口なところなど、O.B.はまるでデータがそのまま大人になったかのようだ。

グーニーズ
(c)1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

実はキー・ホイ・クァン、O.B.をデータの変異体だと思って演じていたのだという。「ロキ」で描かれる変異体とは、簡単に言えば別の世界に存在する自分のこと。米Varietyでは、クァンがO.B.を演じる際に意識していた心構えを明かしている。

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「僕のところに来てくださったファンからは、“『グーニーズ2』はありますか?”と一番聞かれました。“大人になったデータは何をしているの?”とも。このウロボロスというキャラクターは、その答えのようなものです。僕は彼をデータの変異体と捉えていました。

「興味深いこともあった」という。データといえば『007』に登場する主人公のスパイ、ジェームズ・ボンドが大好きで、『グーニーズ』劇中では『007』のテーマ曲と共にボンドさながらのクールな登場を決めるシーンもある。クァンは、「ロキ」撮影中に遭遇した不思議な出来事を振り返る。

「撮影初日、髪もメイクも済ませて、セットに行ったら、そこにはパインウッドスタジオで二番目に大きなステージの上に素晴らしいセットが用意されていました。見上げると、ステージの名前が“ロジャー・ムーア”(3代目ボンド俳優)だった。ご存知の通り、データはジェームズ・ボンドが大好きです。『007』にはとてつもない影響を受けていたキャラクターですからね。このキャラクターとデータの間に宇宙的なつながりのようなものを感じてしまいました。彼を演じられたのは最高の経験の一つでした。」

『グーニーズ』つながりで言えば、もう一つある。同作で共演したチャンク役のジェフ・コーエンは子役を引退し、芸能専門の弁護士となった。クァンもクライアントのひとりで、「ロキ」シーズン2への出演時も仕事を任された。クァンいわく、コーエンは口外厳禁だった「ロキ」出演を最初から知る数少ないひとりだったという。

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O.B.の今後について、クァンはマーベル・スタジオと「何も話していない」とのこと。「O.B.を演じるのが大好き」だといい、今後の再登場にも期待を寄せている。「ファンの皆さんもO.B.のことを気に入ってくれると嬉しいです。MCUの映画やドラマでもっと彼のことが見てみたいですから」。

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Source:Variety

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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