「ロキ」ドラマ版、撮影準備は順調 ─ トム・ヒドルストン、ワイヤーアクションの訓練中

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ(原題:Loki)」の撮影準備が順調に進んでいるようだ。主演のトム・ヒドルストンが、2019年12月下旬以来およそ1ヶ月ぶりに進捗状況を報告している。
「準備は順調」とのコメントとともに投稿されたのは、トムがワイヤーに吊るされて高く跳び上がり、そして着地するというだけの映像。しかし、その“それだけ”がファンにとってはいかに重大なことだろうか。トムは着地に失敗したようにも見えるが、これが本当にうまくいかなかったのか、それとも着地に失敗する演技なのかも気になるところ。なにしろロキのことである、いかにカッコ良く跳んだにせよ、うまく着地できないことは十分にありうるのだ……。
本作の撮影準備は2019年12月下旬に始まっており、撮影は2020年初頭から始まる見込みと報じられていた。マーベル・スタジオによるDisney+作品「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題)」「ワンダヴィジョン(原題)」の撮影が進む中、もうすぐ「ロキ」の撮影も正式に始動することになりそうである。
「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以降を舞台に、ロキが人類史のあちこちに突如出没し、歴史的事件に思わぬ影響を与えていく物語。全6話構成で、内容は『ドクター・ストレンジ』(2016)の続編『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に直結する。トムによれば、本作では「かつてない形で」ロキが描かれ、恐るべき強敵も登場。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)冒頭シーンの謎にも答えが出されるという。
現時点で本作に出演することが報じられているのは、『イエスタデイ』(2019)の英国人女優ソフィア・ディ・マルティノー。真相は不明だが、“女性版ロキ”を演じるとの噂もある。製作総指揮・脚本は「リック・アンド・モーティ」(2013-)のマイケル・ウォルドロン、監督はNetflixドラマ「セックス・エデュケーション」(2019-)のケイト・ヘロンが担当。
ドラマ「ロキ(原題:Loki)」は2021年春、Disney+にて米国配信予定。