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【ネタバレ】「ロキ」第6話、驚きの結末&アノ「お楽しみ」の理由が明らかに

ロキ
(C)2021 Marvel

この記事には、「ロキ」第6話『とわに時を いつまでも』のネタバレが含まれています。

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品といえば’、エンディングの途中(ミッド・クレジット)やエンディング終了後(ポスト・クレジット)の“おまけ”映像がお楽しみ。今後のMCU作品に繋がる新展開が描かれることも多く、ファンは最後まで見逃せない。

この伝統はDisney+のドラマシリーズにも引き継がれていて、「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」でも、それぞれポスト・クレジットとミッド・クレジットシーンが用意されていて、いずれも後続作に繋がるような、意味深なものとなっていた。

さて、驚きの結末を迎えた「ロキ」ではどんな映像が?最終話『とわに時を いつまでも』を観終えた視聴者の多くは、スクリーンの前でエンディング後を待ったことだろう。ところが意外なことに、「ロキ」フィナーレにお楽しみ映像はなかったのだ。あぁ、裏切り王子よ!

「不思議なことに、今回はエンディング中の映像はありませんでした。私たちはずっと、ストーリーのこと、どこで終わらせるかのことについてだけを考えていました」と、監督・製作総指揮のケイト・ヘロンは米Esquireに話している。もともと、最終話にエンディング中・後の映像を入れるつもりはなかったらしい。

もっとも「ロキ」では、第4話にミッド・クレジットシーンがあった。TVAに剪定されたロキが“虚無”の世界で目覚め、変異体のロキたちに発見されるものだ。

ロキ
(C)2021 Marvel

興味深いことに、ヘロンによれば、このミッドクレジットシーンも当初の予定にはなかったそうだ。「第4話ではもともと、剪定されたロキがその直後に目覚める予定だったんです。でも編集の段階になってはじめて『これをミッドクレジットシーンに移したら面白そう。ロキが死んでしまったのではと実感できるから』と気付いたんです。私が視聴者だったら、あのままエンディングに突入して『えっ?』って驚いたと思います」。

つまり一歩違っていれば、「ロキ」にはエンディング中・後の映像がひとつもないシリーズにもなり得たのである。そんな中でも第6話では、エンディング映像の中でシーズン2が告知されるというサプライズが用意された。

「シーズン2をどう告知するのが良いかと話す中で、『じゃぁ最後に、エンディングの途中で告知してみよう。そんな形で告知したら楽しそう』ということになって」と、ヘロンは続けている。第4話のミッドクレジットシーンも、最終話でのシーズン2の告知も、「両方とも、編集の段階で気付いたことです」とヘロン。「マーベル流のお楽しみに敬意を払いながら、正しくやりたかったんです」。

エンディング後の映像もなく、本編そのままに終了したこともあって、「ロキ」シーズン1は、いわば「クリフハンガー」的な幕切れとなった。「クリフハンガー」とは、続編に繋がるような大きな山場を迎えたまま物語が終了することで。「ロキ」の場合、TVAでも手がつけられないほどのタイムライン分岐が多発し、ついにマルチバースのセットアップが完了した途端に終了する。

完結がこの形式になったことについて、ヘロンは米Varietyで次のように語っている。いわく、シーズン2の製作は当初の予定にはなかったのだという。

「製作に深入りしていくうちに、みんなハッピーになっていって。それに、ロキには掘り下げるところがまだまだあるよね、と。それで、この物語は続けたほうがいいんじゃないかと思ったんです。だから、あのクリフハンガー的な終わり方は、製作プロセスの後半になって出てきたものなんですよ。」

ケイト・ヘロン監督はシーズン2へは復帰しない見込み。主演のトム・ヒドルストンによれば、製作陣は現在シーズン2の内容について検討しているところで、「シーズン1はサプライズがたくさんありましたから、シーズン2はさらにそれ以上のものになると思います」と予告。ロキと離れ離れになったシルヴィのその後や、どうやら別のタイムラインに飛ばされたらしいロキのその後は、一体どうなる?

Source:Esqure,Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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