「ロキ」シーズン2、ロキ&シルヴィはなぜ結ばれなかった? ─ 元恋人のような関係、「お互いを想いあっているから」と製作者

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ロキ」シーズン2では、ロキとシルヴィの関係性が大きく変わった。シーズン1では熱烈なキスもしていた2人が再会した時、喧嘩別れした元恋人同士のような気まずい空気が流れていた。
シーズン1で2人が唇を重ねた時、その感動的な文脈からお互いに恋愛感情を持っていたという解釈も出来なくはない。米Comicbook.comでは、制作総指揮のケヴィン・ライトがシーズン2でロキとシルヴィの関係性を方向転換した理由を明かしている。
「最終的には、リスクが大きかったんだと思います。ペースを遅めて、熱くキスするようなロマンチックな時間を設けるのは難しかった。でも、起きているもの全ては、2人がお互いを想いあっているからなのです。」

シーズン2では、シルヴィが在り続ける者を殺したことによって時間軸が無数に分岐。これにより神聖時系列を維持していた安全装置の織り機が爆発寸前となった。ロキはこれを阻止するのに必死で、その間シルヴィはずっと追い求めていた別の人生を謳歌していた。ライトもロキとシルヴィの関係をこう断言している。
「彼らはシーズン1の最後で別れたんです。それから元恋人として再会してずっと揉めている。お互いを想っているからこそ、緊張感とストレスも高くなります。シーズン1では、シルヴィが“なんで私たちは同じように考えられないの?”と言うシーンがありますが、それがさざなみを立て、シーズン2では高波となるんです。なぜなら最後には、“お互いを想いあっている2人が決して同じ方向を向くことはできない”というところに行き着くからです。」
シーズン2のラスト、ロキは予想外の行動に出る。これについて、ライトは「彼女のことを想っているからこそ、そしてメビウスのことを想っているからこそ最後の決断を下したんです」と説明。「何かを引き寄せるためではありません」と自己犠牲的な選択であることを強調しながら、「それを弱めて、2人にロマンチックな時間を与えるのは無理やりで不自然のように感じました」とロキとシルヴィの関係をめぐる決断を改めて語った。
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Source:Comicbook.com