「ロキ」シーズン2、カーン変異体が「ロキとシルヴィ、TVAの対立を煽る」 ─ 過去から来た発明家、その目的は

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ロキ」シーズン2には、征服者カーンの新たな変異体であるヴィクター・タイムリーが登場する。いまだ謎に包まれたこの男は、どうやらロキとシルヴィ、そしてTVA(時間変異取締局)の対立をさらに煽る存在となるようだ。
コミックでもカーンの変異体であるヴィクター・タイムリーがMCUに初登場したのは、映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)のポストクレジットシーン。1900年代と思しき過去で、「時間とは全てだ。我々の生を形づくるものであり、逆に我々が作れるものかもしれない」と語ってみせた(これは「ロキ」シーズン2の本編映像だという)。
製作総指揮のケヴィン・ライトは、米Screen Rantにて、「SF的なヴィランが未来から現れるのではなく、過去から来た、控えめでちょっとエキセントリックな発明家かも……というアイデアは楽しいと思った」と振り返っている。もっともシーズン1を経た今、マルチバースは混乱状態にあり、ロキとシルヴィ、TVAの関係も複雑なものとなっている。
「彼(ヴィクター)は、ロキとシルヴィ、TVAの対立を煽るのにぴったりでした。つまり、“恐ろしいことが起こる、誰もが自由意志を持つべきだ”と言いながら、同時に“次の変異体が現れたら殺してやる”とも宣言することは、ほとんど矛盾やパラドックスを生んでいる。もしも本当に自由意志を信じるのなら、その男(ヴィクター)が、“私は私であり、自分自身の選択をする。あなたが考えているような男じゃない”という言葉を信じなければいけないわけです。」
以前、ライトはヴィクターが「(シーズン2で)とても重要な役割を担う」と予告していた。まもなくその全貌が明らかになるわけだが、やはりそう単純なキャラクターではないらしい。続投するジョナサン・メジャースの演技にもライトは太鼓判を押した。「ジョナサンは、深みがあって複雑なキャラクターを創造する人。(ヴィクター役は)その得意技をさらに引き出しています」。
ドラマ「ロキ」シーズン2は、2023年10月6日よりディズニープラスにて独占配信。
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Source: Screen Rant