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「ロキ」単独ドラマ、『ドクター・ストレンジ』続編と直結へ ─ 「今後の映画を理解するにはドラマも必須」

©THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ、トム・ヒドルストン主演「ロキ(原題:Loki)」が、『ドクター・ストレンジ』(2016)続編映画『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)』と直結していることがわかった。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長が、米Bloombergに対して明かした。

「ロキ」は『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以降を舞台に、“悪戯の神”ロキが「人類史のあちこちに突如出没し、歴史的事件に思わぬ影響を与えていく」物語。シリーズは全6話構成で、ヒドルストンいわく「かつてない形で」ロキが描かれ、恐るべき強敵も登場するとのこと。さらに、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)冒頭シーンの謎も解明されるという。

もとより、『ドクター・ストレンジ』続編は、スカーレット・ウィッチ&ヴィジョンの単独ドラマ「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」から直結するストーリーになることが発表されていた。同作には、エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチが主要人物として登場するのだ。しかし、これに加えて「ロキ」も繋がってくることが語られたのは今回が初めて。ファイギ社長は「これまでにお伝えしていたか分かりませんが、そうなんですよ」と話したという。

「ロキ」「ワンダヴィジョン」をはじめとするMCUのドラマ作品は、いずれもディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて配信される。すなわち、今後のMCUは映画と配信サービスの両方で同時に進行していくのだ。現在、ファイギ社長は「今後のマーベル映画をすべて理解するには、おそらくDisney+への加入が必須になるでしょう」とさえ語っている。日本国内におけるDisney+のサービス開始時期は告知されていないが、『ドクター・ストレンジ』続編の公開には間に合うのだろうか…?

なお2019年夏、MCUの「フェイズ4」ラインナップが発表された際、タイムラインには「ワンダヴィジョン」、『ドクター・ストレンジ』続編、「ロキ」の順で作品が並んでいた。「ワンダヴィジョン」「ロキ」はともに2021年春の米国配信予定とされているが、タイムラインの順序通りに作品が発表されるなら、「ワンダヴィジョン」の内容が『ドクター・ストレンジ』に、『ドクター・ストレンジ』の内容が「ロキ」に繋がることになる。ところで、2021年秋には『マイティ・ソー/ラブ&サンダー(原題:Thor: Love and Thunder)」も控えているのだが、この作品と「ロキ」の関係性はいかに。

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Source: Bloomberg

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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