ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」に『メイズ・ランナー』ウィル・ポールターが出演へ ─ 『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』などの注目俳優

J・R・R・トールキン著『指輪物語』を原作とする、ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング(原題:Lord of the Rings)」に、『メイズ・ランナー』シリーズのギャリー役で知られるウィル・ポールターが出演することがわかった。米Variety、Deadlineなどが報じている。
原作小説『指輪物語』や映画版『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』で描かれた時代“第三紀”ではなく、それらに先がける“第二紀”が舞台となるドラマ版は、いわば前日譚であり、まったく新たな物語が描かれる。シーズン1は全20話構成で、撮影開始は2020年の予定。
現時点で物語の内容は謎に包まれており、ポールターの演じる役柄は「ベルドー(Beldor)」という名前であること以外わかっていない。そのほか出演者として、ドラマ「ピクニック・アット・ハンギングロック」(2018)などの新鋭女優マルケラ・カヴェナーが「タイラ」なる役柄で出演交渉に入ったことが2019年7月に報じられた。今後、新たなキャスティング情報が随時届けられることだろう。
このたび出演の判明したウィル・ポールターは、『メイズ・ランナー』シリーズのほか、Netflixオリジナル作品『ブラック・ミラー:バンダースナッチ』(2019)や『レヴェナント:蘇えりし者』(2015)、『なんちゃって家族』(2013)などに出演。『ヘレディタリー/継承』(2018)のアリ・アスター監督による最新作『ミッドサマー(原題:Midsommer)』にも起用されるなど、いよいよ本格的なブレイクが見えてきた注目の俳優だ。
ドラマ版「ロード・オブ・ザ・リング」では、製作総指揮と第1話・第2話監督を『ジュラシック・ワールド/炎の王国』(2018)のJ・A・バヨナが担当。ショーランナーは『スター・トレック BEYOND』(2016)初稿を執筆したJ・D・ペイン&パトリック・マッケイが務め、脚本家チームには「ブレイキング・バッド」「ベター・コール・ソウル」「ゲーム・オブ・スローンズ」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」など数々の大ヒットドラマを手がけてきた超強力な作家陣が名を連ねている。コンセプトアーティストには『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』3部作のジョン・ハウが復帰した。