「ロード・オブ・ザ・リング」新ドラマ、映画版では「見たことがないような作品」に ─ ゼロからの製作、プロデューサーが強調

2022年9月2日よりAmazon Prime Videoで配信となる「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」は、『ロード・オブ・ザ・リング』や『ホビット』の遥か数千年前を舞台に、「中つ国」の‟第二紀”に焦点を当てた物語だ。しかし同シリーズのクリエイター、J・D・ペインとパトリック・マッケイは、いわゆる映画版の‟前日譚”として制作するつもりはないようだ。
マッケイは米Entertainment Weeklyに、「我々は、皆さんにお馴染みの世界の若いバージョン、つまりちょっとした前日譚のような作品には興味がありませんでした」とコメント。「ずっと昔に遡り、自分の足で立って存在できるストーリーを見つけたかったのです。この作品は我々がふさわしいと感じたレベル、スケール、深さで、まだ語られていないと感じた作品でした」。
またペインも「‟これを正しく描く必要がある”ということに、ただひたすら集中しました」と話し、「今まで見たことがないような作品です。人々は、エルフやドワーフがどのような姿をしているか、どのような王国なのか、ある程度のイメージを持っていますよね。でもヌーメノール王国は、ある意味で真っ白なキャンバスだったのです」と、テレビシリーズ版が独自の物語になることを強調した。
以前にもマッケイは、「力の指輪」は映画版と張り合うつもりはないと述べ、独自のクオリティを追求する姿勢を示していた。シーズン1だけで制作費4億6,500万ドルと報じられた同シリーズは、少なくとも5シーズンが制作される予定だ。製作陣は、現時点ですでに最終話のラストショットがどうなるかまで把握しているらしく、完成度の高いシリーズになることは間違いないだろう。オリジナルファンすら見たことないような作品となる「力の指輪」に、ますます期待が高まるばかりだ。
ドラマ「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」は2022年9月2日より Prime Video にて独占配信予定。
Source: Entertainment Weekly