「ワンダヴィジョン」エリザベス・オルセン、新作ドラマで実在の殺人犯演じる ─ 製作総指揮はニコール・キッドマン

マーベル・シネマティック・ユニバースのスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフ役で知られるエリザベス・オルセンが、「ワンダヴィジョン」(2021)に続く新作ドラマシリーズで実在の殺人犯を演じる。HBO Maxオリジナル作品「ラブ・アンド・デス(原題:Love and Death)」の製作が正式に発表された。
本作は1980年、テキサスの主婦であるキャンディ・モンゴメリが、友人のベティ・ゴアを斧で殺害した事件に基づく物語。二人は同じ教会に通い、娘は親友同士、夫はともにテクノロジー企業で働いている。しかし完璧に見えた日常生活の裏側には、言葉にならないフラストレーションと欲求不満があった……。オルセンはモンゴメリ役を演じる。
製作総指揮を務めるのは、近年プロデューサー業にも精力的な女優のニコール・キッドマン。脚本は「ビッグ・リトル・ライズ」(2017-2019)「THE UNDOING フレイザー家の秘密」(2020)などでキッドマンとタッグを組んだデヴィッド・E・ケリーが執筆し、監督は「HOMELAND」(2011-2020)のレスリー・リンカ・グラッターが就任した。3人は製作総指揮も兼任する。
シリーズの原案は、ノンフィクション作品『Evidence of Love: A True Story of Passion and Death in the Suburbs(原題)』および、現地紙Texas Monthlyの特集記事(パート1・パート2 ※ともに英語)。ちなみにキャンディ・モンゴメリの事件は、米Huluでも「キャンディ(原題:Candy)」としてエリザベス・モス主演でドラマ化される。
製作を担当するのは、HBO Maxとライオンズゲート・テレビジョン。HBO Maxのオリジナル作品を統括するサラ・オーブリー氏は「小さな町に住む女性ふたりのフラストレーションと欲望が、恐るべき暴力に帰結する、観る人の心をつかむ物語」だと強調。ライオンズゲート・テレビジョンのケヴィン・ベッグス会長は、「エリザベス・オルセン以外にふさわしいアーティストは考えられませんでした」として、女優としての力量を絶賛。キッドマン、ケリー、グラッターとのコラボレーションにも信頼を寄せている。
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Source: Variety