なぜルイスは『アントマン&ワスプ:クアントマニア』に登場しなかったのか?監督が説明

マーベル・シネマティック・ユニバース『アントマン』シリーズはコメディ要素が特徴的なシリーズだ。主人公スコット・ラングの昔の泥棒仲間であるルイス、デイヴ、カートの“3バカトリオ”にたくさん笑わされたというファンも多いだろう。
しかしルイスたちは、最新作『アントマン&ワスプ:クアントマニア』には登場していない。この3人とスコットのお間抜けなやりとりもなければ、ルイスの回りくどくて長い説明もない。『クアントマニア』であの名調子を聞くことができず、少し寂しさを感じた方も少なくないのでは。
「ルイスが登場する余地はありませんでした」と、ペイトン・リード監督はその事情を米The Hollywood Reporterに説明している。「本作にはたくさんのキャラクターが登場します。ラング、ヴァン・ダイン、ピムのファミリーに加えて、カーンやM.O.D.O.K.を紹介して、さらにフリーダム・ファイターのキャラクターたちもいる。だから、どんなストーリーがやれるのか、逆にやれないのかを、早い段階で取り決めたんです」。
リード監督は、ルイスら3バカトリオについて「大好きです。本当に、本当に楽しいですし、ラング・ファミリーの一員です」と認める。しかし、本作のストーリー都合上、登場が叶わななくなった。「製作を進めていくうちに、今回は映画のかなり序盤からファミリーを量子世界に連れていくべきだということになった。だからルイスたちが登場する余地がなくなったのです」。
ルイス役のマイケル・ペーニャとデイヴ役のティップ・“T.I”・ハリスは今作ではお休みとなったが、実はカート役のデヴィッド・ダストマルチャンだけは本作にこっそり出演している。量子世界のフリーダム・ファイターの一員で、ゼリー状の身体を持つヴェブ役の声優を務めているのだ。日本語吹替版のカート役声優は松本忍だったが、ヴェブ役は山口勝平が務めているので、字幕版で観てようやく気付けるかという、“小さな”仕掛けである。
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Source:The Hollywood Reporter