『マダム・ウェブ』今後の再登場も前向き、ダコタ・ジョンソンが答える【動画インタビュー】

『スパイダーマン』『ヴェノム』のソニー・ピクチャーズによる最新作『マダム・ウェブ』が、いよいよ2024年2月23日より劇場公開となる。THE RIVERでは、キャシー・ウェブ/マダム・ウェブ役で主演のダコタ・ジョンソンに動画インタビューを行った。本作の見どころやちょっとした裏話について、軽やかに答えている。
ダコタ・ジョンソンは1989年生まれ。俳優ドン・ジョンソンとメラニー・グリフィスを両親に持つ。子役時代から活動し、『ソーシャル・ネットワーク”(2010)や『フィフティ・シェイズ』シリーズで注目された。『サスペリア』(2018)『ザ・ピーナッツ・バター・ファルコン』(2019)などへの出演を重ねている。スーパーヒーロー作品への挑戦は『マダム・ウェブ』が初となった。
『マダム・ウェブ』キャシー・ウェブ役ダコタ・ジョンソン 動画インタビュー
──この役が決まった後、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役を演じたエリザベス・オルセンと会ってアドバイスをもらったそうです。どんなことを言われたのでしょうか?そのことは役立ちましたか?
リジーとはたまたまホテルで会ったんです。そこで、こういう映画をやるんだけど、あなたの時はどうだった?って聞いたんです。彼女は、とても良い経験ができたと言っていました。短い会話でしたよ。
──本作のキャシー・ウェブは、原作コミックとは少し違っていて、若く健康な姿で登場します。コミックはどれくらい読みましたか?それらをリスペクトすることは重要でしたか?
深くリスペクトしています。本作は彼女の誕生物語なので、キャシーの旅の原点から初めて、能力を得て、マダム・ウェブとなるまでを描いています。コミックの彼女は初めから老婆として登場します。だから、少し前の時点から描いているというわけです。

──ご自身でスタントに挑戦し、楽しまれたようです。自分が勇敢だと感じたのはどんな瞬間でしたか?
スタントは本当に楽しかったですね。格闘シーンから車の運転シーンまで、全て大好きです。
──スーパーヒーロー映画にはたくさんの素晴らしい俳優が出演していますが、敬愛している人はいますか?
どうでしょう。私は疎くて。リジーは大好きですし、マーク・ラファロ(ハルク役)も好きです。素晴らしい役者たちがいますよね。全員を敬愛しています。
──普段、マーベル映画は観ますか?
数本は観ています。全部というわけではありません。何作かは。
──共演してみたいキャラクターはいるかなと思って。
どうでしょう。『クレイヴン・ザ・ハンター』を観るのは楽しみにしています。マダム・ウェブが今後どうなるかは分かりませんが、一緒になってみたいスーパーヒーローはたくさんいます。
──本作は2003年が舞台です。あなたは1989年生まれで、僕は1988年生まれなので、お互いにミレニアム・カルチャーで育ったと思います。なので、本作の中で当時のポップソングが流れて嬉しかったです。僕たちの世代の観客は、本作でどんなことに期待できますか?
音楽など、2003年当時の懐かしネタがたくさんあります。ブロックバスター(レンタルビデオ店)や、雑誌の広告、それからミッシー・エリオットとかね。
──スーパーヒーロー映画ファンは、どんなことに期待できますか?
これまでにないスーパーヒーロー映画です。もっと現実に根ざしていて、ミステリー・サスペンスの要素があります。そして、強力なスーパーヒーロー誕生を描くオリジン・ストーリーです。

──現実的なヒーロー映画という点では、監督のS・J・クラークソンはドラマ「ジェシカ・ジョーンズ」を経験しています。彼女との仕事はどうでしたか?
SJは素晴らしい監督です。ディティールにこだわる方で、何が欲しいか、どうやるか、がハッキリしている。安心できましたし、とても信頼できました。
──3人の少女役(シドニー・スウィーニー、セレステ・オコナー、イザベラ・メルセド)との共演はいかがでしたか?
彼女たちは素晴らしくて、とてもプロフェッショナルでした。3人も、お互いに良い友人同士になっていましたね。現場での雰囲気もとても楽しくて、エネルギーに満ちていました。

──スーパーヒーロー映画に出ることの楽しみはなんでしたか?
スーパースーツを着たことですね。あれは特別なことでした。
──グリーンスクリーン前での演技は初めてで、難しかったとか?
そうです。グリーンやブルーのスクリーン前で演技をするのは初めてで、難しかったです。でも、慣れてからは楽しくやりました。
──アクションシーンはどうでしたか?トレーニングもしましたか?
はい。撮影期間中もトレーニングはたくさんしました。スタントや運転の訓練もやりましたね。
──彼女は今後の映画できっと戻ってくると信じています。今後の話は聞いていますか?
わかりません。もしも戻ってきてと言われたら、ぜひそうしたいです。

映画『マダム・ウェブ』は2024年2月23日、日本公開。
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