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『マダム・ウェブ』エゼキエル役は「コブラ」大ファン ─ 「日本アニメが大好き」タハール・ラヒム【動画インタビュー】

『マダム・ウェブ』エゼキエル・シムズ役タハール・ラヒムに取材

『スパイダーマン』『ヴェノム』のソニー・ピクチャーズが放つ映画『マダム・ウェブ』が、いよいよ2024年2月23日より日本公開だ。未来予知能力に目覚めた主人公キャシー・ウェブ(ダコタ・ジョンソン)が、どこまでも追ってくる黒マスクの謎の男エゼキエル・シムズ(タハール・ラヒム)から、3人の少女を守るべく奔走する。

THE RIVERでは、本作の悪役として恐るべき追手となるエゼキエル役たハール・ラヒムに動画でインタビュー。ラヒムは日本のアニメや漫画の大ファンで、寺沢武一による『コブラ』の大ファンなのだそうだ。

この取材は時差の関係で、日本時間は明け方4時台となった。ラヒムは冒頭で「そっちは深夜帯でしょう?疲れてない?」と気遣いの言葉のかけながら、気さくに答えた。

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タハール・ラヒムは1981年、フランス/ベルフォール生まれ。主演を務めた『預言者』(2009)ではカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。『マグダラのマリア』(2018)や『ナポレオン』(2023)ではホアキン・フェニックスと共演。『モーリタニアン 黒塗りの記憶』(2021)ではゴールデングローブ賞と英国アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。スーパーヒーロー映画は『マダム・ウェブ』が初挑戦となっている。

『マダム・ウェブ』エゼキエル・シムズ役 タハール・ラヒム 動画インタビュー

──エゼキエルは、原作コミックではスパイダーマンの秘密を知るとても興味深いキャラクターです。あなたのバージョンではいかがですか?

エゼキエルが登場するコミックは、できる範囲で全て読みました。コミック版のエゼキエルを、できるだけ詰め込んでいますよ。

──劇中では黒いスパイダーマンのようなスーツ姿で登場しますが、実際に着用されましたか?

もちろん、着ましたよ。スーパースーツを着ることこそ、マーベル映画に出演する醍醐味でしょう?

──着心地はいかがでしたか?パワフルになったような、別人になれるような気持ちでしたか?

もちろん。子どもみたいにね。パワフルになった気持ちでした。それに、ファンタジーの世界で自分がしていることや言っていること、動いていることをより信じられるようになりました。

──あのスーツ、現場ではなんと呼んでいたのでしょう?ブラック・スパイダーマン・スーツとか?

“エゼキエル・スーツ”でした。

──エゼキエルは面白みのあるキャラクターで、孤独な億万長者のような人物です。演じる上で参考にしたキャラクターや人物はいましたか?

いいえ、今回はいませんでした。このキャラクターに取り組む前に、宿題としてコミックの彼をあたりました。それから脚本に書かれているものとミックスさせて、ヴィランとしての彼の中に人間性を取り入れたのです。

 マダム・ウェブ
© & ™ 2024 MARVEL

──『モーリタニアン 黒塗りの記録』でのあなたの演技も敬愛しています。あなたのフィルモグラフィーを見ると、『マダム・ウェブ』は初めてのブロックバスター映画になりました。今後も、こういった大型インターナショナル映画に出演したいですか?

もちろんです!それこそが私の俳優として進みたい道です。芸術的に、さまざまな分野を探求したいです。自分の芸術的なビジョンを養うことができるし、同時に人間として養うこともできます。

──『モーリタニアン』ではドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチと一緒でしたね。この役を獲得してから、彼のようなマーベル出演者に連絡は?

していません。彼の手を煩わせたくなかったからね。

──他にマーベル映画やスーパーヒーロー映画の出演者に知り合いは?

いません。(笑)すみません(笑)いれば良かったんだけど。でも、もしいたとしても、色々と質問することはなかったと思います。新鮮な気持ちを保ちたかったし、サプライズ感が欲しかったからです。もしスーパーヒーロー映画に出ている誰かに連絡していたら、自分がこれから経験することのネタバレをされちゃうかもしれないから、それは良くないかなと。

──スーツを着ること以外に、スーパーヒーロー映画に出ることの醍醐味はなんでしたか?

スーパーパワーを持って、クレイジーなことをすることですね。

──アクションシーンにはどう備えましたか?トレーニングはしましたか?

もちろん、たっぷりトレーニングしました。3ヶ月前からトレーニングを開始して、撮影期間中も続けていました。平均して週に4〜5日、パーソナルトレーナーやスタントマンについてもらって、殺陣やアクロバット、柔軟をたくさんやりました。他には、身体を引き締めるためのダイエットも徹底的にね。

──もともとジムには行く方でしたか?

たまにね。時期によるかな(笑)。映画に出ている時は、健康維持のためにジムに行くようにしています。

マダム・ウェブ
© & ™ 2024 MARVEL

──将来、ソニーやマーベルからこの役の再演オファーがかかったら、どうですか?

いいね!もちろん、イエスと言います。

──あなたのInstagramでは「コブラ」をアイコンにしていて、AKIRAの画像も投稿されていますね。もともと漫画やコミックがお好きなのですか?

もちろん!僕は漫画の大ファン。マーベルは小さい頃に兄の影響で知りました。それから10代の全ては日本のアニメや漫画に捧げました。「ドラゴンボール」、「AKIRA」、「聖闘士星矢」、「キャプテン翼」……全て大好きですが、一番好きなのは「コブラ」です。

『マダム・ウェブ』エゼキエル・シムズ
© & TM 2024 MARVEL

映画『マダム・ウェブ』は2024年2月23日、日本公開。

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Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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