リーアム・ニーソン、新作コメディ映画で実の息子と親子演じる ― 『ダンケルク』俳優の監督長編デビュー作

『スター・ウォーズ』のクワイ=ガン・ジン役や『96時間』シリーズなどで知られるリーアム・ニーソンが、息子で俳優のマイケル・リチャードソン(マイケル・ニーソン)と新作コメディ映画で親子役を演じることがわかった。米Varietyなどが伝えている。
リーアム&マイケルが出演するのは、『ダンケルク』(2017)でウィナント陸軍大佐役を演じたジェームズ・ダーシーの長編監督デビュー作となる『Made In Italy(原題)』。ジェームズは監督だけでなく脚本も担当する。リーアムが演じるのは自由奔放なイギリス人のアーティストで、亡き妻から相続した家を売却するため、疎遠になった息子とともにイタリアを訪れるという設定だ。
実は、本作において物語と現実が重なり合っているのは“父と子”という部分だけではない。マイケルの母、リーアムの妻である女優のナターシャ・リチャードソンは2009年に死去しており、最近マイケルは母の名字であるリチャードソンに芸名を改めているのだ。実の父子が親子役として、不在の妻と母をめぐる物語を演じるという虚実が混じりあった構造に注目したい。しかしながら本作は、冒頭にも触れたとおりコメディ映画である。いったいどんな作品になるのだろうか……。
映画『Made In Italy(原題)』の公開時期は未定。撮影は2019年4月から始まる予定だ。
[お詫び]
記事初出時、本文のジェームズ・ダーシー氏のお名前に誤りがありました。謹んでお詫びするとともに、現在は修正しておりますことをご報告いたします。たいへん申し訳ございませんでした。
Source: Variety