『マッドマックス』フュリオサのスピンオフ映画、2021年にも撮影開始か ─ 『ミスター・ガラス』アニャ・テイラー=ジョイがオーディションに参加

「What a lovely day!」。映画『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)に登場した女戦士フュリオサを主人公にしたスピンオフ映画について、ジョージ・ミラー監督は2021年にも撮影を開始したい考えだという。米Varietyが報じた。
フュリオサは、荒廃した世界を圧倒的な恐怖と暴力で支配する独裁者イモータン・ジョーに反旗を翻し、ジョーの5人の妻の逃走計画を実行する丸刈り頭&義手の最強戦士。女優シャーリーズ・セロンが圧倒的な存在感で演じた人気キャラクターだ。
ミラー監督は現在、2021年の撮影に向けてキャストのオーディションを行っているとのこと。オーディションは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、直接ではなくSkypeで開かれているという。参加者には、『ミスター・ガラス』(2019)などで知られる女優アニャ・テイラー=ジョイなどがいるようだ。

テイラー=ジョイは、ホラー映画『ウィッチ』(2015)での演技が高く評価されて、M・ナイト・シャマラン監督『スプリット』(2017)、続編『ミスター・ガラス』で一躍有名に。映画版『X-MEN』シリーズのスピンオフ作品『ニュー・ミュータンツ(原題:The New Mutants)』の公開も控えており、いま映画界で最も注目される若手女優の一人だ。繊細かつパワフルな演技を毎回見事に披露するテイラー=ジョイが、本作に抜擢されるのも決して不思議なことではないだろう。ただし、現時点ではテイラー=ジョイがどんな役柄でオーディションを受けているのかは不明だ。続報に期待したい。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』は、家族を失い石油も水も尽きかけた世界をさ迷う主人公マックスが、資源を独占し、暴力で民衆を支配するイモータン・ジョーから逃れようとするフュリオサら女性たちと手を組み、決死の逃避行に挑む姿を描いたアクション映画。なおジョージ・ミラー監督はフュリオサのスピンオフ映画のほか、『怒りのデス・ロード』の続編も企画していることを以前から明かしている。
Source: Variety