「マンダロリアン」チャプター10(シーズン2第2話)ベビーヨーダの「卵」シーンが物議、「意図的だった」と説明

『スター・ウォーズ』のドラマ「マンダロリアン」チャプター10(シーズン2第2話)の、とある描写が物議を醸している。様々な意見が飛び交い、ついにルーカスフィルムの関係者がTwitterで説明に及んだ。
この記事には、「マンダロリアン」チャプター10(シーズン2第2話)のネタバレが含まれています。
Welcome a new passenger. Chapter 10 of #TheMandalorian is now streaming on #DisneyPlus. pic.twitter.com/Q7DBmo06kv
— The Mandalorian (@themandalorian) November 9, 2020
チャプター10では、カエルのようなエイリアンの女性が新登場。タンクに入った卵を抱えており、マンドーやベビーヨーダ(ザ・チャイルド)と旅を共にした。
卵は女性が産める最後のものであり、劇中ではこれがいかに大切なものであるかが説明された。しかしベビーヨーダはそんな切実な事情もつゆ知らず。マンドーや女性の目を盗んで、タンクから卵をつかんでジュルリと食べてしまう。
この描写にファンは困惑。中には「ジェノサイド(虐殺)だ」「ベビーヨーダが嫌いになってしまいそう」「いつも可愛いと思っていたが、邪悪で残酷だった」といった声も見られ、賛否両論状態になっていたのだ。
これを受けてか、ルーカスフィルムのクリエイティブ・アート・マネージャー、フィル・スゾスタックがTwitterで「記録用に」として、この描写の背景を説明した。
For the record, Chapter 10 of #TheMandalorian makes it clear that the Frog Lady’s eggs are unfertilized, like the chicken eggs many of us enjoy. But obviously, chickens aren’t sentient beings and the Child eating the eggs is intentionally disturbing, for comedic effect.#StarWars https://t.co/Js51fLpE3C
— Phil Szostak (@PhilSzostak) November 9, 2020
「『マンダロリアン』チャプター10では、フロッグ・レディの卵は未受精であることを明示しましたよね。我々の多くが鶏の卵を楽しむのと同じです。鶏の卵だって、感覚ある生物(sentient beings)じゃないですよね。ザ・チャイルドが卵を食べたのは、コメディを狙ってわざと不穏にやったんです。」
「ホラーのファンなら、不穏な描写で笑う人もいるし、ゾッとする人もいる、もしくは両方だって人もいるってことが分かっていると思います。人によりけりです。」
この説明にも、「人によりけり」の反応が見られる。「心配しないで、すごく面白かった。最高のエピソードだったよ!」と擁護する声もあれば、「彼女の最後の望みである卵を食べるべきではなかった」「クモの卵まで食べてトラブルを起こし、彼女に助けてもらった後に何かを学んでくれれば良かったが、最後にまた食べていたから台無しだ」「『スター・ウォーズ』はホラーじゃないよね」との意見も。ベビー・ヨーダの卵論争は収まりそうにない。