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ヒュー・ジャックマンのウルヴァリン復帰を望む声、『LOGAN/ローガン』監督どう受け止める ─ 実現は「良いアイデアがあれば」

LOGAN/ローガン
(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

『X-MEN』シリーズの人気キャラクター、ウルヴァリン役にヒュー・ジャックマンの続投を求める声が止まない。『LOGAN/ローガン』(2017)でウルヴァリン役を卒業し、ヒュー本人が復帰を否定してもなお、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)での復帰を望むファンは後をたたないのだ。逆に言えば、それだけヒュー演じるウルヴァリンには根強い支持が集まっているということだろう。

では、『LOGAN/ローガン』を手がけ、“最後のウルヴァリン”を描いたジェームズ・マンゴールド監督は、こうした声をどう受け止めているのか。米Comicbook.comでは、「噂を聞くたびに気になっていることがあるんです」と語っている。

「(インターネットでは)記事の見出しが人の興味を惹くわけで、だから“ロバート・ダウニー・Jr.が戻ってくる”とか、“ヒュー・ジャックマンが戻ってくる”とかって見出しが作られ、人々があれこれ言いますよね。でも僕が知りたいのは、もしもそういうことが現実になるとして、一体どうやるんだろうってこと。」

現在、マンゴールド監督は、ヒューがウルヴァリンに復帰する可能性については「もしもまたやるとしたら驚きますよ」と話している。もっとも、「良いアイデアがあるのなら、やることは間違いじゃないと思います。僕がルールを作ったわけでもないし」とも付け加えた。この反応からは、ウルヴァリンやアメコミ映画に限らず、監督自身の創作に対する思いがうかがえる。

「とにかく僕は、金を稼ぐためだけに、いろんなものをスクリーンに登場させ直すのではなくて、独創的なことをやってほしい。それこそが、“もっと観たい”と渇望する人々を満足させると思うから。そして、映画は観客に“もっと観たい”と思わせなければいけません。つまり、登場人物を愛してもらわなければいけない。これって、おいしい食事を出すようなものなんです。」

ちなみに、映画づくりやシリーズ作品の製作を料理にたとえたマンゴールド監督は、「(業界には)与えすぎてしまっている場合もあります」とも話している。「いくら美味しいからといって、皿いっぱいに出し続ければ、どこかで限界が来るものですから」

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(C)2018 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

Source: Comicbook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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