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『ミッション:インポッシブル』サイモン・ペッグ、トム・クルーズは「普通の人」なのが魅力 ─ 共演者だからこそ知る素顔

トム・クルーズ サイモン・ペッグ
©THE RIVER

『ミッション:インポッシブル』シリーズでベンジー・ダン役を演じてきたサイモン・ペッグが、いまや長年にわたるタッグとなった、主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズについて語った。ハリウッド随一のトップスターであるトムだが、仕事仲間であるサイモンの目にはどのように映っているのか……。

トム・クルーズといえば、『ミッション:インポッシブル』で主演とプロデューサーを兼任し、命がけの過激なスタントにも自ら挑むことで知られる。しかし米Colliderのインタビューにて、サイモンは「(トムとの仕事は)いつも楽しい」と語った。サイモンから見て、トムは「とても度量の大きな俳優であり、誰に対してもすごく気を遣う人」だというのだ。

「トムはいつもモニターの周りにいるんです。自分が飛行機からぶら下がった後、僕がたいして怖くもない殴り合いのシーンをやることを心配してくれたりしてね。僕が好きなのは、(トムが)普通の人だというところ。みなさんが絶対に見られない、ごく普通の人間が(トムの中に)いるんです。だけど彼は、自分が何者なのか、どうなっていくのかを把握している。トムとはいつも良い経験をさせてもらってます。100%の努力と情熱をもって仕事をする、それがスタンダードなのは良いことです。」

『 ミッション:インポッシブル/フォールアウト』記者会見 トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

第3作『M:i:III』(2006)からベンジー役を演じてきたサイモンは、来たる第7作・第8作をもって『ミッション:インポッシブル』への出演も5・6回目。新型コロナウイルスの影響で2部作の撮影は見合わせとなり、新キャストのニコラス・ホルトはスケジュールの都合で降板となったが、ホルトとは楽しい時間を過ごしたようだ。

「トレーラー(控え室)に戻る時に、ニコラス・ホルトとしゃべったのを覚えてます。自分が年寄りの古参兵みたいに思えましたね。僕は4本出ているけど、彼は初めて。トレーニングの指示をいろいろ受けてると聞いて、“なんで僕にはそういうのがないんだろう、4本出てるんだけどな!”って思いましたよ。僕のことはどうでもいいのかなって。でも、ベテランになったのは面白いですね。3作目でヴィング(・レイムス、ルーサー役)と会った時、彼はこういう気持ちだったんだと思う。彼は6本出てますから。」

第7作・第8作には、トムやサイモン、ヴィングのほか、イルサ役のレベッカ・ファーガソン、前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)からホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーが続投。第1作でユージーン・キトリッジ役を演じたヘンリー・ツェニーが復帰し、新キャストとしてヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティーフ、シェー・ウィガムらが登場する。サイモンは本作の共演者について「友達になりますよ、2年近くも一緒に仕事するんですから」と一言。「面白いことになると思います。それに(2年間)仕事の保障があるのは良いことです」。

映画『ミッション:インポッシブル』第7作は2021年11月19日、第8作は2022年11月4日に米国公開予定(ともにタイトル未定)。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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