マーベル社バイス・プレジデントと巡る『マーベル展』徹底解説ガイド!『ホームカミング』劇中小物、コミック生原画まで全力レポート!

2017年4月7日(金)、六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて、マーベル史上最大規模の大型総合展『マーベル展 時代が創造したヒーローの世界(以下マーベル展)』がオープン。日本初公開となる貴重な資料、衣裳や小道具など約200点の展示など、過去から現在に至るまでのマーベルとその世界観を余すところなく紹介。単なる「ヒーロー作品」の枠組みを超え、ヒーローたちが“ひとりの人間“として苦悩や葛藤を抱えながらも、それぞれの正義を背負って戦い、成長する姿を描いた作品として、多くの文化や人々に影響を与えるマーベルの魅力に迫る。
膨大な世界を構築するマーベルの世界に、まさにその足で歩み入ることができる『マーベル展 』。本展示会は、『HISTORY 』『HERO』『CINEMATIC UNIVERSE』『ART』そして『CULTURE』の5つのテーマで展示エリアが分けられており、マーベルが巡ってきた歴史や、多くの人を魅了する作品を生み出し続ける秘密を紐解く構成となっている。
THE RIVERでは一般公開となる2017年4月7日に先駆け、前日6日にマーベル・エンターテイメント社シニア・バイスプレジデント&エグゼクティブ・エディター、トム・ブリーヴォートと、同社バイス・プレジデント、アジアにおけるブランド管理&開発担当のC.B.セブルスキーと共に会場を巡ることができた。両氏による本展示会の解説とともに、それぞれのセクションを紹介しよう。
なお、この『マーベル展』は、あまりにも貴重な展示物が惜しみなく登場するだけあって、一部の撮影可能エリアを除いて全面撮影・録画禁止となっている。今回掲載する写真は、特別に撮影を許可頂いた環境下でのものであることをお断りしておく。
メインエントランス
まず来場者を出迎えるのは、日本初公開となる全長5メートルの超巨大アイアンマン。どうやって運び込んだのかと不思議に思うほどの巨大っぷり、スマホのカメラに収まりきるだろうか…というレベルの迫力だ。
HISTORY
マーベル展のスゴいところは、シネマティック・ユニバース関連の展示物ばかりでなく、生原稿や激レアなビンテージアイテムなど、コミックの貴重な資料も大量に収められているところ。日本にもマーベルの熱心なファンはたくさんいるが、生原稿などを直接間近で見る機会は多くないだろう。
HISTORYのエリアでは、マーベルの歴史を振り返るため1930年代に遡り、現存する貴重な資料とともにその歴史が紹介される。トム・ブリーヴォートは、1939年に発行されたマーベル・コミックス#1を前に説明する。
まるでマーベルの考古博物館。滅多にお目にかかれない貴重なヴィンテージ・コミックに魅入っていると、C.B.セブルスキーが次の展示場へ案内してくれた。
「よく言われますように、マーベルとは『窓の向こうに広がる世界』。他のフィクション世界とは異なり、マーベル・ユニバースとは現実の世界なんです。ニューヨークやロサンゼルス、東京で展開される物語。だからマーベル・コミックを開けば、まるでその世界に飛び込んだような気持ちになれるんです。」