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『アベンジャーズ』のマーベル・スタジオ、「ネタバレ警察」が社内に存在?

マーベルのロゴ

『アベンジャーズ』シリーズで知られるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)といえば、秘密主義が徹底され、作品の内容については事前にほとんど明かされないことでおなじみ。うっかり喋ってしまう人や、うっかり携帯電話を切り忘れてしまう人も中にはいるが、マーベル・スタジオ内部は厳戒態勢である。

映画監督・司会者のケヴィン・スミスは、マーベル・スタジオ社内に“ネタバレ警察”が存在するとの情報をつかんでいる。ポッドキャスト「FatMan Beyond LIVE」にて、スミスは「マーベルには秘密警察がある」と述べ、その働きぶりを語っているのだ。

「これはマーベルの動きを脅かす話ではないと思いますが、面白い話を聞きました。詳しくは言えませんが、きちんとした内部の情報源から聞いたんです。マーベルには秘密警察があって、なにかが表に出てしまったら、その部署を問い詰めるだけでは済まない。流出事件が起こったら、秘密警察は流出元を突き止めるために部署を尋問するだけでなく、“どうごまかすか”に取り組むんです。」

スミスは“ネタバレ警察”の仕事として、オーディションで役柄に関係のない台詞を用意することや、撮影現場で使用される人物リストからは有名なキャラクターの名前を抜いておくことを挙げている。スミスは「ウォーターゲート・レベル」と形容し、同じくポッドキャスト出演者のマーク・ベルナルディンは、各部署がフェイクの名前を使って仕事をするというエピソードから「スパイの仕事」だと語った。

これまでMCU作品の出演者たちは、公の場で秘密に関わる質問を受けた時、“マーベルに殺される”であったり、“スナイパーがいる”であったり、さまざまな表現を使って回答を逃れてきた。もっとも、本当に“ネタバレ警察”なるものが暗躍しているとすれば、彼らの言い方は決して大げさではないことになる。

ともあれ気になるのは、ありとあらゆる情報や噂がすでに出揃った感のある『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(原題)』だ。ドクター・オクトパスの登場だけは公式に認められているが、エレクトロ役をジェイミー・フォックスが再演すると報じられているほか、かつてスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドも登場するとの噂がある。もし“ネタバレ警察”が動いているとしたら、一連の情報にも、なんらかの対応がすでに入っていると見るべきだろう。マーベル・スタジオに“ネタバレ警察”が存在する、信じるか信じないかはあなた次第。

ネタバレ警察、涙ぐましい努力の成果

Sources: FatMan Beyond LIVE, ScreenRant

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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