「まさか実写『ブレイド』より、こっちが先になるとは」 ─ 「マーベル・ゾンビーズ」製作者驚き「アニメ制作はリードタイムが必要だから」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)で、今頃とっくに実写登場を果たしているはずだったブレイドは、なお闇の中に眠っている。そうこうするうち、アニメ「マーベル・ゾンビーズ」でアニメ版ブレイドが先に登場するという珍しい展開になった。
このアニメに登場するブレイドは、姿こそ実写版予定のマハーシャラ・アリの容姿を再現しているが、声優は別のキャスト(トッド・ウィリアムズ)が務める。公開されている予告編映像で、そのアクションを見ることができる。

「ブレイドはスクリーンに出せばすごく楽しいキャラクターになると思いました。でも、まさか実写版『ブレイド』より、こっちが先になるとは思いもしませんでしたよ」。製作のブラッド・ウィンダーバウムは米Comicbook.comに率直に語っている。実写版『ブレイド』は企画発表からすでに6年が経つが、遅延を繰り返して未だ撮影に至っていない。
元は実写映画が先で、「マーベル・ゾンビーズ」はその後に続く構想だった。そのため、「ずっと、実写版の後に登場させる想定でデザインしていた」とウィンダーバウム。「同時進行の制作になることも知っていました。そんなふうに実写版企画の後追いになることもあります。でも、実写版の方が方向転換したとしても、僕たちも同じように方向転換できるわけではない。アニメーションはもっと長いリードタイムが必要だから、詰まってしまうんです」。
そのため、製作では実写版と連動させないようにした。この「マーベル・ゾンビーズ」でのブレイドは、「フィスト・オブ・コンス」であるという独自の設定にすることで、実写版の計画に縛られずに済んだというのだ。
本作「マーベル・ゾンビーズ」は「ホワット・イフ…?」シーズン1第5話『もしも…ゾンビが出たら?』で描かれた、 スーパーヒーローがゾンビ化してしまった世界で、拡大するゾンビ禍に新世代のヒーローが立ち向かうストーリー。日本が誇る世界的ユニットBABYMETALの楽曲を使用した予告編映像が公開されている。2025年9月24日よりディズニープラス で全話独占配信スタート。
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Source:Comicbook.com