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「マーベル・ゾンビーズ」はMCU版『ロード・オブ・ザ・リング』? 主人公はミズ・マーベル、「フロドのような」役割に

マーベル・ゾンビーズ
(c) 2025 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作アニメシリーズ「マーベル・ゾンビーズ(原題)」が、あの『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズから影響を受けて制作されたことがわかった。ショーランナーのブライアン・アンドリュースが米ComicBook.comにて明かした。

本作は「ホワット・イフ…?」シーズン1第5話『もしも…ゾンビが出たら?』で描かれた、スーパーヒーローがゾンビ化してしまった世界で、新世代のヒーローたちが拡大するゾンビ禍に立ち向かうストーリー。MCUの映画・ドラマから多数のキャラクターがカムバックするが、主人公となるのはミズ・マーベル/カマラ・カーン(声:イマン・ヴェラーニ)だ。

ミズ・マーベルが物語の主役となることは、アンドリュースによると「かなり早くに決まっていた」といい、「完璧なポジション」と呼ぶ。

「彼女はとても若く、まだ他の冒険を経験していません。純粋で、希望に満ち、瞳を輝かせている新人が、死の嵐にさらされた最悪の状況下で力を得ていくことになる──若くて理想主義的なキャラクターはこのジャンルにぴったりだと思いました。果たして彼女たちは、この嵐を乗り越えられるのか。」

シリーズを構築するうえで参考になったのが『ロード・オブ・ザ・リング』だった。「これは我々なりのファンタジー大作。もちろんホラーですが、ファンタジーの冒険、つまり探究の旅だと考えていました」という。

すなわちミズ・マーベルは、『ロード・オブ・ザ・リング』でいうところのフロド・バギンズのような役回りなのだ。

「(『ロード・オブ・ザ・リング』には)旅の仲間が9人います。私たちの場合、人数が9人ぴったりいるかどうかはエピソードによって異なります。9人いることもありますし、もっと少ないこともありますが、そういう探究の精神を出したいと考えていました。そして彼女(ミズ・マーベル)は、フロドのように“まだ無理だ、準備ができていない”と感じているのです。」

ボイスキャストにはMCUの俳優陣が復帰。ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニをはじめ、エレーナ役のフローレンス・ピュー、レッド・ガーディアン役のデヴィッド・ハーバー、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、シャン・チー役のシム・リウ、ケイティ役のオークワフィナ、アイアンハート役のドミニク・ソーン、ケイト・ビショップ役のヘイリー・スタインフェルド、ジミー・ウー捜査官役のランドール・パークらが出演する。

「マーベル・ゾンビーズ」は2025年9月24日(水)よりディズニープラスにて独占配信(全4話)。

Source: ComicBook.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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