『マーベルズ』11月10日、日米同時公開決定 ─ 『キャプテン・マーベル』続編、ミズ・マーベル&モニカ・ランボーも合流

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『キャプテン・マーベル』(2019)の続編映画『The Marvels(原題)』が、邦題『マーベルズ』として2023年11月10日(金)に日米同時公開となることが決定した。
本作の主人公は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)で規格外のパワーを見せつけたキャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァース。かつてはアメリカ空軍のパイロットだったが、事故ゆえに記憶を失い、その代表としてスーパーパワーと不屈の精神を手に入れた。現在は地球を離れ、ヒーローのいない惑星など幅広く保護している。
また、ドラマ「ミズ・マーベル」(2022)から、趣味と恋愛、ヒーロー活動に没頭する高校生ミズ・マーベル/カマラ・カーンが映画初登場。祖母から受け継いだバングルでスーパーパワーを手に入れた彼女は、大のアベンジャーズオタクで、とりわけ“キャプテン・マーベル推し”。部屋にはキャプテン・マーベルのポートレートやイラストを張り付け、コスチュームのデザインやヒーローネームにも憧れが詰め込まれている。
さらに前作『キャプテン・マーベル』からは、キャロルの空軍時代の仲間だったマリア・ランボーの娘モニカ・ランボーが「ワンダヴィジョン」(2021)に続いて登場。サノスの“指パッチン”で消滅していたが、復活後は政府機関S.W.O.R.D.(知覚兵器観察対応局)のエージェントとして復職している。
キャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンは、物語については「何も言えません」と述べつつ、キャスト・スタッフ陣について「素敵な女性たちと最高の体験をさせてもらいました。私はこの人たちのことが大好きです。このチームは最高です」と撮影を振り返った。
また、今回は「キャロルの新しい一面、彼女も失敗をするし、誰かの助けが必要だということに気づくことになる」とのこと。キャプテン・マーベル/キャロル・ダンヴァースに特別な想いを抱くミズ・マーベル&モニカ・ランボーの存在は、孤高のヒーローにいったいどんな変化をもたらすのか?
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、本作について「カマラとモニカ、キャロルの3人が同じフレームに収まっていると計り知れないパワーを感じます。僕にとっては最初の『アベンジャーズ』で6人が同じフレームに収まった時と同じ感覚。震えるほど素晴らしいものです」と語っている。
監督は『キャンディマン』(2021)を手がけた現在33歳の新進気鋭ニア・ダコスタ。出演者にはブリー・ラーソンのほか、ミズ・マーベル役のイマン・ヴェラーニ、モニカ・ランボー役のテヨナ・パリス、ニック・フューリー役のサミュエル・L・ジャクソンに加え、世界的人気ドラマ「梨泰院クラス」(2020)のパク・ソジュンもMCUに初参戦となる。

映画『マーベルズ』は2023年11月10日(金)日米同時公開。
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