マシュー・マコノヒー、映画館に観客を呼び戻す ─ マーベル映画に『ワイスピ』『007』、大画面が待っている

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)『ダラス・バイヤーズ・クラブ』(2013)『インターステラー』(2014)などで知られる名優、マシュー・マコノヒーが米国の映画館に観客を呼び戻す。
このたび公開された特別動画は、映画館経営者をはじめ、タレントエージェントやスタジオ経営者、映画制作者が立ち上げた新企画「The Big Screen Is Back」で、第93回アカデミー賞授賞式の前に放送されたもの。コロナ禍の際に解雇や一時帰宅を余儀なくされた何万人もの映画館従業員が、徐々に仕事に復帰している様子が紹介される。なお本映像は、大規模な取り組みの一環であり、ヒット作が徐々に映画館で上映されるようになるまで、数ヶ月に渡り続けられる予定とのことだ。
マコノヒーがコロナ禍で危機的状況を迎えている映画館が再開しつつあることを真摯に説明する姿とともに始まる本映像では、『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』『フリーガイ』『イン・ザ・ハイツ』『スペース・プレイヤーズ』『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』『ジャングル・クルーズ』『ブラック・ウィドウ』『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』『DUNE/デューン 砂の惑星』など、今後公開予定の数々の注目作が、配給会社の垣根を超えて紹介されている。まさに映画館で観るような迫力満点の作品が勢揃いしているといえるだろう。
現在の米国の映画館で公開されている作品の多くは、過去の名作の再上映であったり、NetflixやHBO Maxなどのストリーミングサービスで同時配信されているもの。そのため運営は再開されたものの、劇場への客足はいまだ不安定な状態が続いているのだという。そんな中で上述の注目作が公開されれば、この状況は変わり始めるかもしれない。なお、「The Big Screen Is Back」では、マコノヒーのようなスター俳優を今後も多く起用していく予定とのこと。米国をはじめ世界中の映画館にかつてのような活気が戻ることを切実に願いたいところだ。
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Source: Variety