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【インタビュー】『マトリックス レザレクションズ』アナリストとは誰なのか ─ 演じる俳優が語る予告編のミスリード

マトリックス レザレクションズ
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彼は、トーマス・アンダーソンのセラピストです。彼の仕事は、トーマスが現実について混乱した時や幻聴に苛まれた時に、変な行動に走らないように落ち着かせたり、適切な質問をしたりするんです。優秀なセラピストがそうしているように。

だから、僕はアクションシーンをそこまでやりませんでした。でもとにかく、予告編に映れたことはワクワクしています。だって、映っている通りの人物に見せかけられているんですから。本当のことが明かされたら、がっかりされてしまうかもですけど。僕はラナ・ウォシャウスキー監督の作品であればエキストラでも出たいと思っていたので、とにかく出られてすごくうれしいです。

──  その予告編で映るあなたのオフィスには、モーフィアスを思わせるモルフォ蝶、デ・ジャヴュを見せる黒猫など、過去作との繋がりに溢れています。こうしたディテールもヒントなのでしょうか?

それは興味深いですね。あのシーンの撮影はサンフランシスコで行ったんですけど、オフィスは流行の先端を行くようなセラピストのイメージに作られました。僕もベストを尽くして、サンフランシスコのバイブスを出せるように努力しました。

(ラナ監督から)指示されたのは、専門家のありきたりさや我慢強さ、好奇心の強さなどを出すことでしたね。それもあって、部屋にあるもの全てを、典型的な北西海岸のアメリカ人セラピストのオフィスを映し出すものとして捉えました。(質問にあるディテールのように)そこまでは深読みしませんでした。

──  キアヌ・リーブス演じるネオとの1対1の場面が見られますが、彼との共演はいかがでしたか?

彼はとにかく善人です。絶対に不満を言わないし、クルーの誰よりも一生懸命働いていました。セリフも肉体も素晴らしいくらいに準備していて。撮影と並行してリハーサルもやられていました。その上、現場では会話もしてくれて、お互いの私生活について話しました。超スーパースターのあのキアヌ・リーブスですよ。カメラが回っていない時に、スポーツとかバイクについて話せてすごく楽しかった。彼は相手に敬意を払える本物の男ですね。

マトリックス レザレクションズ』は2021年12月17日(金)より全国公開。

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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