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グザヴィエ・ドラン『マティアス&マキシム』場面写真を『君の名前で僕を呼んで』と見比べる

マティアス&マキシム
『マティアス&マキシム』© 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

“映画界の革命児”グザヴィエ・ドランの最新作マティアス&マキシムは、ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー出演の名作君の名前で僕を呼んで(2017)にインスパイアされた生まれた一作だ。このたび、ふたつの映画を見比べられる場面写真と、ドランによるコメントが到着した。

君の名前で僕を呼んで
『君の名前で僕を呼んで』©Frenesy, La Cinefacture

マティアスとマキシムは30歳で幼馴染み。友人が撮る短編映画で男性同士のキスシーンを演じることになった二人は、その偶然のキスをきっかけに、秘めていた互いへの気持ちに気づき始める。美しい婚約者のいるマティアスは、親友に対して芽生えた感情に戸惑いを隠せない。一方のマキシムは友情が壊れてしまうことを恐れ、想いを告げずにオーストラリアへ旅立つ準備をしていた。迫る別れの日を目前に、二人は抑えられない本当の想いを確かめようとするのだが……。

本作は、ドランが『君の名前で僕を呼んで』に感銘を受けて描き出した物語。1980年代、北イタリアで青年エリオとオリヴァーが恋に落ちる『君の名前で僕を呼んで』を観たドランは、「しばらく動けないほどに感動した。僕自身の20代の頃を思い返した」と語っている。「ラブストーリーを描くことを強くインスパイアされた。過去に、ラブといっても自己愛や自己愛の喪失は描いたことがあったけど、二人の人間の、真っ向からの真のラブストーリーを描くのは今回が初めて。『君の名前で僕を呼んで』がそうさせたんです」。

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マティアス&マキシム
『マティアス&マキシム』© 2019 9375-5809 QUÉBEC INC a subsidiary of SONS OF MANUAL

ドランは『君の名前で僕を呼んで』エリオ役のティモシー・シャラメとも交流があり、その演技には「作品を見た時、僕は君のことを知ってるような気がした」と絶賛。シャラメもドランの大ファンであることを公言しており、互いにリスペクトしあう関係性がうかがえる。『マティアス&マキシム』でドランは自らマキシムを演じ、誰かを好きになることの喜びや切なさを体現した。

ちなみに本作では、メインビジュアルでもあるカメラ越しのキスシーンをはじめ、マティアスとマキシムの赤と青の衣装も印象的。『君の名前で僕を呼んで』には、オリヴァーが旅立つ際、自分の青いシャツをエリオに贈るというエピソードがあったが、本作でも二人の切なくも愛おしい関係性が服の色でも表現されている。

君の名前で僕を呼んで
『君の名前で僕を呼んで』©Frenesy, La Cinefacture

本作は第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品されると、各メディアからは「ドラン史上最も官能的で美しい (Variety)」、「心の底から共感できる (TELEGRAPH)」、「成熟したドランに魅了される(THE WRAP)」と絶賛の声が寄せられた。また、初期の代表作品(『わたしはロランス』『Mommy/マミー』など)で見られる繊細な心理描写、余韻を残すセリフが印象的に使用され、その原点回帰も見どころの一つだ。

映画『マティアス&マキシム』は2020年9月25日(金)新宿ピカデリーほか全国ロードショー。

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THE RIVER編集部
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