『スーパーマン』新映画にマイケル・B・ジョーダン就任の可能性 ─ ワーナーと面会済、J・J・エイブラムスも参加か

『ブラックパンサー』(2018)や『クリード』シリーズのマイケル・B・ジョーダンとワーナー・ブラザース/DCコミックスが、スーパーマン新作映画のために面会していたことがわかった。米Varietyが報じている。
ワーナー/DCは、『アクアマン』(2018)や『シャザム!』(2019)、そしてR指定映画史上最高のヒットを記録した『ジョーカー』(2019)を受けて、DCキャラクターの映画化企画を水面下でいくつも進行中。その中には、『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)でヘンリー・カヴィルが演じたスーパーマンの新企画も存在するようだ。
報道によると、ワーナーはスーパーマンというキャラクターを現代の観客に届けるべく、ハリウッド屈指のフィルムメーカーとの話し合いを進めているとのこと。時期は不明だが、ジョーダンは2019年に入ってからワーナーと面会し、スーパーマンの構想を提案済みだと伝えられている。また、ワーナーはスーパーマンの新たな映画化に向けて『スター・ウォーズ』のJ・J・エイブラムスとも複数回の話し合いを持ったという。J・Jの製作会社Bad Robot Productionsは、ワーナーの親会社WarnerMediaとの間で包括契約を結んでおり、J・Jがなんらかの形でスーパーマンの新作に関与する可能性もあるとみられる。
ただしVarietyは、現時点でジョーダンがスーパーマンの新作に参加できる状況ではないことも強調している。現状、ジョーダンはいくつものプロジェクトを抱えており、仮にスーパーマンを演じることになるにせよ、すぐに企画に着手できないのだ。脚本家や監督が企画に関わっている状態でもないため、ここ数年のうちに撮影が行われる可能性は低く、劇場公開は早くとも2023年以降になるとされている。
スーパーマン役にマイケル・B・ジョーダンが起用されるという話題は、2018年9月、ヘンリー・カヴィルがスーパーマン役を離れるという報道がなされた当時から噂されていたものだ。しかしながら、カヴィル自身はスーパーマン役について「まだ諦めていません」「僕がやらなければならないことは、今でもたくさんあります」と述べ、役柄への残留を強く希望している。
Source: Variety