『X-MEN』ナイトクローラー役、共演したカンバーバッチにMCU合流の真相を直撃していた

ベネディクト・カンバーバッチ主演の映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(2021)に出演し、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたことで話題のコディ・スミット=マクフィーは、リブート版『X-MEN』シリーズのカート・ワグナー/ナイトクローラー役で知られている。『X-MEN』シリーズといえば、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)との合流が噂されているが、なんとコディは『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の撮影現場で、『ドクター・ストレンジ』シリーズでも知られるカンバーバッチにこの噂を直撃してみたのだとか……。
米Varietyのポッドキャスト番組にて、2020年に行われた『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の撮影時を振り返ったコディは、共演者のベネディクト・カンバーバッチとのやり取りを明かしている。『X-MEN:アポカリプス』(2016)と『X-MEN:ダーク・フェニックス』(2019)でナイトクローラー役を演じたコディは、MCUへの『X-MEN』合流の噂を聞きつけていたようで、すぐ目の前にいたMCUフェーズ4の中心人物にアプローチしてみることに決めたようだ。
「撮影現場でベネディクトがメソッド演技モードに完全に入っている時、このことを話しました。僕は“ちょっと聞いて下さいよ、今あなたが縄を持ったブーツの男なことは承知の上で、聞きたいことがあって。僕の契約って何か進展があるんですかね?”って感じでした。あの人は秘密を漏らしませんでしたよ。」
“縄を持ったブーツの男”とは、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』でカンバーバッチが演じた寡黙で意地悪い主人公のことだが、役に集中しているカンバーバッチに噂を直撃するという努力の甲斐もなく、コディはあえなく撃沈してしまったようだ。これに、「ちょっとだけ傷つきました。彼はこの件に関してはすごく保護的で」とコディ。具体的にカンバーバッチからどのような返事が返ってきたのかは分からないが、役に憑依していたこともあり、その態度は冷たかったのかもしれない。
カンバーバッチといえばMCU最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』を2022年5月に控えているが、本作の予告編では『X-MEN』シリーズに登場したチャールズ・エグゼビア/プロフェッサーXらしき人物が映っていると話題になっていた。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)でマルチバースが開いたこともあり、いよいよ『X-MEN』MCU合流の気運も高まってきたわけだが、ナイトクローラー役のコディは「これ裏表なく正直に言えますが、『マルチバース・オブ・マッドネス』に僕は関わっていません」と自身の関与を否定している。
カンバーバッチに自ら噂を直撃したコディのことだから発言は真実なのだろうが、いつか訪れるかもしれない再演に対しては前向きだ。「僕はMCU信者です」とコディ。ナイトクローラーを含め、『X-MEN』キャラクターの権利をマーベル・スタジオが保有していることを認識した上で、「いつか家族の一員になれることを願っています」と意欲を明かした。
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Source: Variety