ベン・アフレック監督&マット・デイモン主演の実話犯罪映画、実現可能性「わからない」 ─ ディズニーのフォックス買収で

俳優のみならず『アルゴ』(2012)や『夜に生きる』(2017)など映画監督としても活躍するベン・アフレックが、『フォードvsフェラーリ』(2019)のマット・デイモン主演で描く実話犯罪映画『McScam(仮題)』の進捗状況について語った。
アフレックが監督を務める本作は、ジャーナリストのジェフ・メイシュによる記事『How an Ex-Cop Rigged McDonald’s Monopoly Game and Stole Millions(原題)』を映画化するもの。商品の飲み物カップや広告などに付いているゲーム・ピースを集めて豪華商品や賞金を獲得できる、マクドナルドの懸賞キャンペーン「モノポリー・ゲーム」にて大金を騙し取った詐欺集団が描かれる。
本作は2018年頃から米20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)によって企画されていた。ところが、ディズニーによる20世紀フォックスの買収を受けて、状況は一転してしまったという。米Colliderのインタビューにて、アフレックが以下のように語っている。
「ハリウッドというのは変な場所です。何故なら映画化権を獲得したスタジオを運営していた人が辞めてしまい、その製作を務めるはずだったスタジオ自体も、他のスタジオに買収されてしまいました。私は“まだ優先順位の高い作品なのか、それとも彼らは他の作品に興味があるのか”と様子をみており、どのようなプライオリティにあるのかは分かりません。ただし我々は本当に(本企画を)気に入っていて、今も脚本を開発中です。」
2020年3月現在、ベン・アフレックは、同じくマット・デイモンと共同で脚本・製作・出演を務める『ザ・ラスト・デュエル(原題:The Last Duel)』を撮影中。また、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』のアナ・デ・アルマスと共演するスリラー映画『ディープ・ウォーター(原題:Deep Water)』の撮影が終了したことも明らかになっている。
Source: Collider