マーベル・シネマティック・ユニバース、今後10年を予告 ─ 3D大作映画の到来も示唆

10年後、あなたは何歳になっている?その頃まで、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)は引き続き我々ファンを楽しませてくれるようだ。
「今後10年間は、既存のキャラクターと新しいキャラクター、そしてマルチバースによる新しいストーリーテリング手法があれば、どんなことでも起こり得ます」と、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは、米ラスベガスで開催中のイベント「CinemaCon」ステージで語った。ざっと2032年まで、MCUにはまだまだ語るべきストーリーや魅力的なキャラクターが控えているらしい。
MCUは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で、平行世界との合流を可能にする概念「マルチバース」を導入。様々な事情から扱えなかったキャラクターや設定を登場させられるようになった。
シリーズは現在「フェーズ4」に数えられる段階にあり、新キャラクターを扱う映画やドラマも続々と登場。ファイギは以前、彼らが一挙集結する、いわば『アベンジャーズ』的な性質のクロスオーバー映画も進行中であると認めていた。2018年と2019年の『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』は、それまで10年間に渡って展開されたMCUの集大成的作品。今後の10年で登場すると見られる次期クロスオーバー大作ではマルチバースも取り入れられ、より壮大で規模の大きい作品になりそうだ。
なお、ファイギはこのイベントで「3D大作」の到来も予告。3D映画については、ジェームズ・キャメロン監督による『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(2022年12月公開予定)が、3Dフォーマットにおける技術革新をもたらすものと期待されている。この作品に続いて、今度はマーベル映画でも革新的な3D体験ができるようになるかもしれない。
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Source:THR