MCU『ブレイド』現在も進行中、「全力を注いでいる」「確実に登場する」とケヴィン・ファイギ

企画発表から5年、とうとう公開が無期延期となったマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版『ブレイド(原題)』。一部には企画の存続を危ぶむ声もあるが、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、現在も変わらず企画に取り組んでいることを明かした。
イベント「D23 Brazil」に登壇したファイギ社長は、現地媒体Omeleteの取材に対し、「私たちは『ブレイド』に全力を注いでいます。このキャラクターを愛していますし、マハーシャラ(・アリ)の解釈が大好きです」と語った。さまざまな噂があることやファンの不安も重々承知なのだろう、あえてこのようにも言い切っている。
「ご安心ください。プロジェクトの方向性が変わったり、スケジュールとのバランスを探ったりしている場合は観客の皆さんにお知らせします。起きていることの最新情報をみなさんにお伝えします。僕が言えるのは、このキャラクターが確実にMCUに登場することです。」
MCU版『ブレイド』からは、監督として就任していたバッサム・ターリクとヤン・ドマンジュが降板しており、企画の難航に主演のマハーシャラ・アリが苛立ちを募らせているとの報道もあった。2024年秋には撮影が始まる予定だったが、いまだ新監督は見つかっておらず、10月下旬にディズニー/マーベル・スタジオは公開計画を白紙に戻している。
ファイギ社長は2024年7月にも、「私たちは2年間、懸命に努力してきました。最も大切なのは、急ぐことなく、正しい『ブレイド』の映画を作ること」と述べ、決して焦らない姿勢を強調。出演者として残留している『X エックス』シリーズのミア・ゴスも、「(マーベルは)素晴らしい映画を作りたいんだと思います」と理解を示していた。
映画『ブレイド(原題)』の公開時期は未定。まずは新たなクリエイティブ・メンバーの続報が待たれる。
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