クリス・エヴァンス無くして「今のマーベル・スタジオは存在しない」、ケヴィン・ファイギが労いの言葉

2019年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、クリス・エヴァンスがキャプテン・アメリカ役を卒業して4年半。新時代に突入中のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を率いるケヴィン・ファイギが、エヴァンスに労いの言葉を贈っている。
サノスとの戦いを経てインフィニティー・サーガに終止符を打ったMCUは、現在フェーズ4に突入し、世代交代をテーマに新たなヒーローが続々と登場している。かつてのMCUにはない斬新さが取り込まれ、毎回の作品で進化も感じられるが、ケヴィン・ファイギは黎明期を支えた立役者たちの貢献を今も忘れていない。米GQの取材でこう語っている。
「私はよく、クリス・エヴァンスに役を断られてしまった世界線のことを考えます。当然のことですが、ロバート・ダウニー・Jr.が今の(マーベル・)スタジオの土台を築いたことで大きな注目を浴びますよね。ただ、色々な意味合いでクリス・エヴァンスも大きな支柱の1人でした。彼ではなかったら、今の家(スタジオ)は立っていなかったでしょう。」
当のエヴァンスは卒業後の心境として「自分は決して前には出ず、真ん中を取ってはいけなかった」「キャラクターこそがスター」と話し、謙虚な姿勢を見せていた。これに対し、ファイギは「彼は自分にそう言い聞かせているだけだと思います」とフォロー。感謝を伝えてもいた。
今後のMCU最新作は、2023年10月6日配信のドラマ「ロキ」シーズン2と同年11月10日公開の『マーベルズ』。後者では、新人ヒーローのカマラ・カーンとモニカ・ランボーがキャプテン・マーベルとチームアップし、敵に立ち向かう。エヴァンスやダウニー・Jr.ら先人たちが築き上げたレガシーは、各作品のオープニングモンタージュで映し出されるように、今後のMCUにおいても“支柱”として記憶され続けていくだろう。
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Source: GQ