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『MCU 比類なき映画スタジオの驚異的〔マーベル〕な逆転物語』5000文字ためし読み ─ マーベルの集大成まとめたベストセラー書籍

マーベル・ファン必読。マーベル・スタジオの創成期から現在までつづったノンフィクション(年代記)『MCU 比類なき映画スタジオの驚異的〔マーベル〕な逆転物語』が発売された。THE RIVERでは特別に、この書籍の本編5000文字試し読みをお届けする。

この書籍は、気鋭のライター3名が関係者へのインタビューを含め、徹底的な資料のもとに執筆したマーベル・スタジオヒストリーの集大成。コアなアメコミファンも知らなかった情報が満載で、ディズニーの「正史」では語られることのない「真実」が描かれているとして、アメリカではベストセラーになっている。

圧倒的な創造性と、常識にとらわれない発想を武器に世界中を魅了する「宇宙〔ユニバース〕」を創り出した史上最大のエンターテインメント企業、マーベル・スタジオ。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

失敗と破滅と破産から、マーベル・スタジオは始まった──。

自社キャラクターの権利を抵当に入れて融資を受け、絶対に失敗することができない状況の中で制作された『アイアンマン』

主役は、それまでのキャリアで「ほぼ完璧な商業的失敗記録」を更新し、薬物乱用者としてハリウッドの問題人物として知られていたロバート・ダウニー・Jr。しかもアイアンマンは、マーベルのキャラクターの中でも一般的な認知度が低く、「二軍」扱いだった。

マーベル・スタジオの未来はこの1本にかかっていた。

2008年に公開された『アイアンマン』は世界的な大ヒットを記録。マーベル・スタジオが、負けの許されない賭けの連続に勝利した瞬間だった。いまや、マーベル・スタジオ製作の映画やテレビ・シリーズは世界のポップ・カルチャーを席巻し、史上最も成功したフランチャイズとなっている。

本書は、1970年代のマーベル初期映像作品、そしてスタン・リーが立ち上げた「マーベル・プロダクション」の失敗やトイ・ビズによるマーベル・コミックの買収など、マーベル・スタジオ設立前史から、『アイアンマン』以降のマーベル・シネマティック・ユニバースの成功、そしてディズニープラスでの新展開まで余すところなく記述している。

ケヴィン・ファイギ、ボブ・アイガー、ロバート・ダウニー・Jr、ジェームズ・ガンをなど、MCUを取り巻く主要人物へのインタビューを収録するとともに、プロデューサー、脚本家、アーティスト、キャスティング担当者などMCUを支える多くのスタッフの声を記録し、ニコール・パールマンやヴィクトリア・アロンソなどMCUに多大な貢献をしながらもこれまであまり知られることのなかった人物についてもスポットライトを当てている。

本書はマーベル・スタジオ年代記の決定版であると同時に、監督・俳優の降板や多様性や新展開への無理解、創造性〔クリエイティヴィティ〕と経営〔ビジネス〕の対立、パンデミックによる製作・公開の停止などあらゆる困難を乗り越え、IPビジネスとストリーミングで世界有数のエンターテイメント企業となった新興スタジオの戦いの物語でもある。

関係者たちへの取材によって、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の知られざる歴史がついに明かされる。

『MCU 比類なき映画スタジオの驚異的〔マーベル〕な逆転物語』は発売中。3,000円(外税)。次のページで、本書の本編5000文字をそのまま試し読みできる。

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THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

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