Minamiコッポラ監督最新作、アダム・ドライバー＆ローレンス・フィッシュバーンら出演決定 ─『Megalopolis』製作費は1億ドル
『ゴッドファーザー』シリーズなどの巨匠、フランシス・フォード・コッポラ監督による渾身の野心作『Megalopolis（原題）』に、豪華俳優陣が勢揃いした。
米Deadlineによると、20年以上にわたり進めてきた本企画のメインキャストには、『スター・ウォーズ』シリーズや『アネット』（2021）のアダム・ドライバーをはじめ、『ローグ・ワン／スター・ウォーズ・ストーリー』（2016）のフォレスト・ウィテカー、『マトリックス』シリーズのローレンス・フィッシュバーン、『帰郷』（1978）や『ナショナル・トレジャー』シリーズのジョン・ヴォイト、『ワイルド・スピード』シリーズのナタリー・エマニュエルが参加しているとのこと。ちなみに、フィッシュバーンはキャリア初期の頃、コッポラ監督による不朽の名作『地獄の黙示録』（1979）に出演していたことでも知られる俳優だ。
既報の時点で出演交渉中と伝えられていたウィテカーとヴォイトについては、今回契約が締結したことが判明した形となる。そのほかには、オスカー・ アイザックやケイト・ ブランシェット、ミシェル・ファイファー、ジェシカ・ラング、ゼンデイヤ、ジェームズ・カーン、クリスチャン・ベールなどの名前も挙げられていたが、いずれも今回の報道では明記されていない。
『Megalopolis』は、ジャンルはラブストーリーで、破滅的な災害に見舞われたアメリカ・ニューヨークを、ユートピアとして再建しようと奮闘する建築家の姿を描く物語であり、『ベン・ハー』のようなローマ叙事詩になると伝えられてきた。このたびコッポラ監督から明らかにされた本作の概要は、「ローマの運命は、政治的野心、天才、そして葛藤する愛の壮大な物語の中で、自らの社会問題を解決することができない現代社会に取り憑いている」というもの。
続けて、「予算は1億ドル弱で、今秋から製作を開始する予定です」と、コッポラ監督は私財を投じての製作費およびに撮影時期についても説明。莫大な製作費を工面するため監督は、ワイナリーの大部分を売却したと過去に明かしていた。なお本作が完成するまでには、「3年は少なくともかかる」とも伝えていため、実際にお披露目されるのはしばらく先になるのかもしれない。
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Source: Deadline
