『ナルニア国物語』新映画版、喋るライオン・アスラン役にメリル・ストリープ交渉中

『バービー』(2023)グレタ・ガーウィグ監督とNetflixが手がける、新たなる映画版『ナルニア国物語』シリーズに名優メリル・ストリープがアスラン役として出演交渉中であることがわかった。
C・S・ルイスによる原作小説『ナルニア国物語』シリーズに登場するアスランは、言葉を話すライオンであり、ナルニアの創造主にして守護者。過去の映画シリーズではリーアム・ニーソンが声を担当した。
第一報を伝えたNexus Point Newsによれば、ガーウィグによる映画版ではアスランが女性として描かれるとのこと。ストリープは出演オファーを受け、現在は契約交渉を進めているという(現時点でNetflixとストリープの代理人はコメントを控えている)。
本作は2025年後半の撮影開始を目指してキャスティングが進行中。既報によると、シンガーソングライターのチャーリーXCXが白い魔女役で出演交渉中、『007』シリーズなどのダニエル・クレイグも交渉の初期段階にあると報じられている。今回の報道によれば、クレイグはディゴリーの叔父・アンドリュー役で検討されているという。
なおNexus Point Newsは、ガーウィグ版『ナルニア国物語』が原作シリーズの第6作『魔術師のおい』の映画化で幕を開けると伝えている。同作は、ナルニアの創成期を描いた物語で、時系列としてはシリーズの最初に位置づけられる。2024年12月には、『ハリー・ポッター』シリーズなどの俳優ジェイソン・アイザックスも「ガーウィグが(『魔術師のおい』の)映画化を試みている」と発言していた(アイザックスの関与不明)。ただし米Deadlineは、現時点でプロットの詳細は確認されていないとしている。
原作小説『ナルニア国物語』全7巻は、創造主のライオン“アスラン”が生み出した魔法の国ナルニアを舞台に、ペベンシー家の兄弟姉妹であるピーターとスーザン、エドマンド、ルーシーが異世界と現実世界を行き来しながら、自分たちに託された運命を全うしようとする物語。過去の実写映画版には、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2006)『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』(2008)『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』(2010)の3作がある。
グレタ・ガーウィグ版『ナルニア国物語』は2026年の感謝祭シーズンを目指しており、IMAXで2週間限定の世界公開を行った後、Netflixで配信予定。
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Source: Nexus Point News, Deadline