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『ミッション:インポッシブル』誕生秘話、トム・クルーズがやると決めていたアクションとは

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
(c) 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

現代スパイ・アクションを代表するトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル』シリーズ。これまでの計6作品で登場したアクションシーンは数知れない。そんな中、第1作の製作前から、主演のトム・クルーズがやると決めていたアクションが明らかになった。いわば、限界を超え続けるシリーズにとっての原点となるアクションだ。

このたびトムは、シリーズ誕生から25周年のタイミングで、最新作を含めシリーズ3作品を共にしてきたクリストファー・マッカリー監督との対談企画に出演。1996年公開の第1作を手がけたブライアン・デ・パルマ監督との間で交わされたシリーズ誕生秘話を語った。第1作といえば、トム演じるイーサン・ハントがセキュリティ万全の部屋に天井から潜入する場面が象徴的だが、これよりも先にあらかじめ決定されていたアクションがあったという。

列車のことを覚えていますよ」。トムは、デ・パルマ監督が「列車(アクション)をやりたい」と伝えてきたという日を思い起こす。「僕も“素晴らしいじゃないですか”って感じで。それで、どうやってそれをやるのか。どう撮影していくのか。実際に車両にも乗って考えました」。こう語るトムは、「その時はストーリーも無かったんですよ」と発言。「驚きでしょ?」と言わんばかりの表情を見せるトムは「クールなアイデアだと思いました」と続ける。

「(電車で)何が起こりうるか。どういうショットか。まずはこうしたショットから(話を)始めて、そのあとでストーリーに取り掛かったんです。誰が出演するのか…とかを行き来して。それからCIAをめぐるアイデアを思い付いたんです。」

つまり『ミッション:インポッシブル』は、ストーリーに先行して列車アクションを発想元に構想が進められたことになる。「列車アクションをやりたい」という願いから、アイデアはみるみるうちに派生していき、最終的にはイーサンが所属していたIMF内部での裏切りを焦点に、幾つものレイヤーが組み込まれた物語へと完成した。列車アクションも物語のクライマックスで登場し、迫力のエンディングを印象付けている。

ちなみに、デ・パルマ監督から第1作のアイデアを聞いたまさにその日、トムは出演作のプレミアイベントのために日本に滞在していたのだとか。トムは笑いながら「このときは絶対に忘れませんよ」と話している。「彼は電話でCIA全体のアイデアを提案してきたんです。僕は車の後部座席にいて、プレミアに向かっていて。それでこう思いましたね。“この映画は最高だ”と」。

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Source:Paramount Pictures

Writer

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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