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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア、完全版レポート ─ サイモン・ペッグ、イジられ倒す

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
©THE RIVER

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』日本公開に先駆け、主演でイーサン・ハント役のトム・クルーズ、ベンジー・ダン役のサイモン・ペッグ、オーガスト・ウォーカー役のヘンリー・カヴィル、そして前作『ローグ・ネイション』(2015)に引続き、シリーズ初の複数作監督を務めることとなったクリストファー・マッカリーが揃って来日。ジャパンプレミアのレッドカーペットで、ファンの前に登場した。(記事文末にフォトギャラリー138枚)

会場には、トム・クルーズ、クリストファー・マッカリー、ヘンリー・カヴィル、サイモン・ペッグの順で続々と登場。この日、東京は酷暑となったが、4人はスーツ姿で時に汗を拭いながら駆けつけたファン1,000人と長時間の交流を楽しんだ。

同日開催された来日記者会見のレポート記事はコチラから:トム・クルーズら全員ボケまくり!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』爆笑記者会見、特濃レポート

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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ステージでも和気あいあい

レッドカーペットでのファンサービスを終えると、マッカリー監督、カヴィル、サイモンは特設ステージへ。3人が自身のスマホで写真撮影を楽しんでいると、突然ステージは霧に包まれる。すると、ステージ隣に停められたヘリコプターからトム・クルーズが出現。ひときわ大きな歓声を浴びながらステージに合流する。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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まずはトム・クルーズから挨拶。「今夜はお集まり頂きありがとうございます。ちょっと暑い夕暮れとなりましたが、皆さんの暖かい歓迎は忘れられません。トーキョー、ジャパン、恋しかった。愛しています。仲間たちとここに来れて嬉しいです。皆さんのために、ベストを尽くして今作を作り上げました。」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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敏腕CIAエージェントとして新登場を果たすオーガスト・ウォーカー役のヘンリー・カヴィルは、『マン・オブ・スティール』(2013)以来2度目のプロモーション来日。司会から「本シリーズ来日は初」と紹介され、トムに「初来日なの?」と聞かれると、「いえいえいえいえ、僕は日本が大好き。君たちよりずっと日本愛は深いですよ」と一同を笑わせながら、同時に会場も沸かす。「ジャパン、いつだって愛しています。次に来る時は、もっとゆっくり過ごしたい。歴史も遺産もたくさんある国ですね。もっとこの国の文化が知りたいと願っています。だから、次回作をマッカリー監督と日本で撮影して…、トムにも出てもらって、サイモンでもいいや!」と、ナチュラルな流れでサイモンをイジる。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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記者会見時にもカヴィルにイジられっぱなしだったサイモンは、まず「こんにちは!」と日本語で朗らかに挨拶。会場からは「サイモーン!」との歓声が響く。「トーキョーに戻ってこれて嬉しいです。日本は大好きです。皆さんに迎え入れていただけて嬉しいですね。皆さん、すごい忍耐力ですね!こんなに暑いのに!クレイジーですね」と汗をにじませながらも笑顔。「ともかく、感謝しています。早く映画を観ていただきたい!」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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最後にコメントを求められたクリストファー・マッカリー監督は、「このメンバーの最後にコメントするというのは辛いですね。良いところは皆に言われちゃって、言うことがなくなっちゃった。日本は大好きです。お集まり頂いてありがとうございます!」と手を振った。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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不可能すぎるヘリコプター・スタント

『フォールアウト』では、プロですら危険を感じるヘリコプターでのスパイラル飛行に挑んだトム・クルーズ。一歩間違えれば命の危険も充分に有り得る、まさに”インポッシブル”なアクションだ。これについて尋ねられたトムは、ステージ横のヘリコプターに自ら歩み寄って解説する。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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「操縦はとても楽しかったです。これに乗って、急降下して、スピンさせました。なんでも、プロペラを回転させずにやると、重力がかかりすぎて機体がバラバラになっちゃうんだそうで。でも、撮影は上手くいきましたよ。彼女(ヘリコプターのこと)には世話になりましたし、僕も彼女をしっかり乗りこなしてやりました。楽しかったですね。」

定位置に戻るトムを、ヘンリー・カヴィルは「そうなんですね!」と驚いたような表情で迎える。トムが「そうですよ。それからヘンリーが乗る機体も断崖スレスレを飛行して…、これくらいの距離でした」と説明を続けると、横から監督が「断崖はヘンリーより硬いからねぇ」と笑わせ、ヘンリーも「寒かったから、僕も結構カチカチでしたけどね」と乗っかる。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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そんなヘンリーは『ミッション:インポッシブル』シリーズへ初参加することについて、「本当に光栄に思います。素晴らしい役者の皆さんと一緒に仕事ができて…、あとサイモンもね」と、やはりサイモンイジりは止められない様子。「それから、毎日トム・クルーズと会えるって凄いことですよね。毎朝起きてセットに行くと、”おはようトム”、”おはようヘンリー”なんて言えるんですよ。”うわぁ、トム・クルーズだぁ〜!”って(笑)。でもトムって優しくて紳士的で、それからズバ抜けた才能をお持ちでいらっしゃる。彼からは、観客のために全て出し尽くせ、ということを学びました。トムが劇中で見せるすべての瞬間は、皆さんのためにやっているんですよ。そんな環境に自分もいることができて、本当に本当に光栄でした。」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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トム演じる主人公イーサン・ハントの相棒ベンジーを演じるサイモン・ペッグに対しては、「次はスタントもあるのでは?」との質問。するとサイモンは「トムのスタントをやったのは全部僕。マスクを付けてね」と即座にジョークを返し、会場の笑いを誘う。『フォールアウト』では実際にスピードボートの操縦や水中での演技などに挑んだといい、「それからアクションもやりました。僕が生き残ったかどうか、映画を観て確認してやってください」と語った。

冗談から生まれたアイデア

『フォールアウト』でも、監督の度肝を抜く超絶アクションの数々を考案したクリストファー・マッカリー監督は「トムとは10年以上の付き合いになりますが、仕事について真面目に話し合ったことは無いんですよね」と意外な事実を明かす。「映画に起用されるアイデアは、何年も話していたものなんですよね。”2年前に話してたアレ、ここでやってみない?”みたいな感じで。だいたい冗談のつもりで言ってたやつなんですが…、飛行機にしがみついてみようとか。なのにトムが“いいですね、やりましょうか”なんて言うもんだから…(笑)。だから、もう冗談も気軽に言えない(笑)。『フォールアウト』のヘリコプターのシーンでは、トムもヘンリーもとんでもないことをやっています。僕だったら絶対にやりたくない。でも、演出のためには僕もヘリに乗るしかなくて。もう二度とやりたくない(笑)」と、裏話を続々と明かしながら会場を盛り上げる。

続けて監督はヘンリーについて「素晴らしい俳優。一生懸命だし、あまり知られていないけれど実はハンサムなんですよ」と笑いを誘い、「それからサイモンも。ユーモアに溢れているし、あとハンサム」と褒めると、サイモンは照れたように隣のトムを小突く。「ドラマチックな俳優で、名演技を見せてくれています。今作のハートの部分は、サイモンが担っているんですよ。」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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監督は、撮影初日に起こったトムの骨折エピソードを振り返る。完治には9ヶ月、今後走ることができなくなる可能性もあるという診断が下りたにも関わらず6週間後に復帰したこと、その後の撮影は骨折した痛みを抱えたままアクションに挑んだことを紹介する。「全ショット、トムの足首は折れたままなのですが、全ては皆さんを楽しませるためなんですよ」と紹介すると、隣でトムは「アウ!アウ!」と痛みを抱えながら走る素振りを披露。「トムが右足で着地するたびに、”アウ!”と痛みを感じている部分に注目ですよ。」

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』ジャパンプレミア トム・クルーズ、サイモン・ペッグ、ヘンリー・カヴィル、クリストファー・マッカリー監督
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トークを終え、写真撮影も済ませイベントも終了の流れとなった後、トムの計らいによってクリストファー・マッカリー監督の妻と娘がステージに招待される。「彼女たちの支えがなければ、この映画は存在しませんでした」と監督の家族を称え、急きょ2名を迎え入れての写真撮影も行われた。

この日集まったファンは1,000人、マスコミは130人。熱気に包まれた会場の歓声を名残惜しむように4名は退場していった。

ギャラリー

映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は、2018年8月3日(金)全国ロードショー。

『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』公式サイト:http://missionimpossible.jp/

同日開催された来日記者会見のレポート記事はコチラから:トム・クルーズら全員ボケまくり!『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』爆笑記者会見、特濃レポート

© 2018 Paramount Pictures. All rights reserved.

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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