『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』米国版予告編公開!今回はダーク路線、トム・クルーズ体張りすぎ問題

映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの最新作、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』の米国版予告編が公開された。2018年2月4日(現地時間)、米国最大のスポーツイベント・第52回スーパーボウルの中継にてスポット映像が放映され、のちに本映像が公開されている。
前作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015)に続いて本作の脚本・監督を手がけるのはクリストファー・マッカリー。監督は副題『フォールアウト』について、「核テロの脅威」そして主人公イーサン・ハントの過去が生み出した「副産物(fallout)」といった複数の意味があることを明かしていた。
このたび公開された予告編は、まさしくその2つの意味を、かたやはっきりと、かたや示唆的に映し出したものといっていい。プルトニウムの存在、またIMFとCIAの関係性は、間違いなくストーリーのカギを握っていることだろう。イーサン・ハントという人物の内面や過去に迫っていくストーリーは、いうなれば『007 スカイフォール』(2012)のような、シリーズに自己言及するダークなアプローチになる可能性もある。そういえば予告編の雰囲気も、心なしか底抜けに明るいものではないような……。
とはいえ『ミッション:インポッシブル』シリーズの見どころといえば、トム・クルーズがスタントマンに頼らずに挑むアクションシーンの数々だ。今回の予告編にも、「トム・クルーズ、体張りすぎ!」と言いたくなるような映像が次々に登場する。2017年8月、トムはスタントに失敗して足首を骨折しているが、その“問題のスタント”もしっかり映っているし、のちに現場復帰した際のシーンもきっちり使われている。もはや骨折すら作品を取りまく物語の一つとして利用してしまう勢い、恐るべし……。
出演者には主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズをはじめ、ベンジー役のサイモン・ペッグ、前作ヒロインのエルサ役レベッカ・ファーガソン、IMF長官へ転身したアラン役アレック・ボールドウィン、ルーサー役のヴィング・レイムスらが再登場する。
また予告編の見どころは、スーパーマン役でおなじみヘンリー・カヴィルが、イーサンのライバルとなるCIAエージェント・ウォーカー役でさっそくの活躍を見せているところだ。トム・クルーズといかに渡り合うのか、そして物語上どんな役割を担うのか、本編での存在感が今から楽しみでならない。
映画『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』は2018年8月3日(金)より全国ロードショー。
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