架空映画『ダンディー』本予告編(風)映像ついに公開、主人公が観光CMだと気付いてしまう

1980年代のオーストラリアが生んだ伝説のコメディ映画シリーズ『クロコダイル・ダンディー』の続編映画…と見せかけ、実はオーストラリア政府観光局のCMだったという壮大なPR企画『ダンディー:ザ・サン・オブ・ア・レジェンド・リターンズ・ホーム(原題:Dundee: The Son of a Legend Returns Home)』から、ついに本予告編(風のCM)映像が到着した。2018年2月4日(現地時間)に米国最大のスポーツイベント、第52回スーパーボウルの中継にて放映された。


『この夏、オーストラリア伝説の息子が、帰ってくる──』『主演、ダニー・マクブライド、クリス・ヘムズワースが、大冒険に乗り出す──』出だしこそ「映画っぽい」煽り文句が踊るが、その内容は次第に『オーストラリアを股にかけ、綺麗なビーチを探索、素晴らしいワインに出会う──』と観光CMっぽい言葉に。クリス・ヘムズワースも「ここには手付かずの美しいビーチが37,000マイルもあるんだぜ」「オーストラリア産のワインは世界最高って知ってた?」と妙に説明口調になっていく。『世界水準のレストランで夕食を──』のフレーズの後、お馴染みのシドニー・オペラハウスを背景に食事を摂ろうとするブライアンは、ついに気付いてしまう。「待て、これ映画じゃないだろ」「そうだよ」「オーストラリア旅行の広告だな?」

クリスが「そうだけど、君はクロコダイル・ダンディー以来最高のクロコダイル・ダンディーだよ」とお世辞を伝えると、店内にはビールを片手にしたオリジナルのクロコダイル・ダンディー(ポール・ホーガン)の姿が。ようやく本物のダンディーの登場である。

その後二人は、美しい海を泳ぎ、大自然の中でカンガルーと出会い、夕焼けのビーチに佇んだりとオーストラリアの旅を大満喫。映像は、二人の「なぁ、今ならオーストラリア行のオトクなフライトがあるって知ってたか?」「マジかよ、取るしかないな」「映画と見せかけて、コマーシャルでした」の語りと共に終了。2018年1月19日より始まった壮大な”釣り”が、こうして幕を下ろしたわけである。

発表によれば、本企画は2020年を目標に、アメリカ人観光客にとってオーストラリアを最も訪れたい観光地として認知させるためのPR企画。主演のダニー・マクブライドは「こんなコマーシャルになるとは思っていなかったけれど、コンセプトとして面白すぎて、皆のリアクションが楽しみで仕方なかった」と語っている。オーストラリア政府観光局が本企画へ投じた総額は2,700万ドル(約29億円)伝えられている

 

本企画『ダンディー』は、行方不明になった『クロコダイル・ダンディー』オリジナルの主人公ミックを捜索すべく、ダニー・マクブライド演じるブライアンがオーストラリアを訪れる、という設定。ブライアンの旅のお供としてクリス・ヘムズワースが共演する。ほか、オーストラリアを代表するハリウッド・スターが続々と参加を果たし、ヒュー・ジャックマン、マーゴット・ロビー、リアム・ヘムズワース、さらにラッセル・クロウまでもが、予告編であることを最大限に活かした「とりあえず出てればOK」精神で、次々によくわからない登場を果たしていた。製作は前3作を手掛けたリムファイアー・フィルムで、当初、本作は2018年夏の全米公開予定とアナウンスされていた。2018年1月19日、突如オンラインで公開された予告編映像が注目を集めたが、その後、実はオーストラリア政府観光局による架空の映画だったと報じられている。

『ダンディー』のようなエキサイティングで壮大な旅行を計画中なら、オーストラリアへ。

Eyecatch Image:https://youtu.be/XltvwqBZIPc

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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