『ミッション:インポッシブル』第7作、年内にもノルウェーで撮影か ─ ノルウェー大臣、トム・クルーズから挨拶の電話「この会話を政府に持ち込んでみます」

トム・クルーズ主演の人気スパイアクション映画シリーズ『ミッション:インポッシブル』第7作(タイトル未定)の撮影が年内にもノルウェーで行われる見込みであることがわかった。
本作は、2月下旬にイタリア・ヴェネツィアで開始されていた撮影が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断。3ヶ月以上が経った6月上旬、製作スタッフによる証言で9月にも撮影再開が見込まれていることが判明していた。
このたび、ノルウェー文化大臣のアビド・ラジャ氏が自身のTwitterで、トムと撮影に関して通話したことを報告。ノルウェーのウェブサイトVGによれば、トムはこの場で8月末にも同国で撮影を希望する旨を伝えたという。同サイトに上げられた通話を捉えた動画には、トムが「ノルウェーは美しい国です。クルーを連れてまた訪れるのが待ちきれません」とラジャ氏に伝えているのが確認できる。
Håper på å få @TomCruise og #MissionImpossible tilbake til Norge🇳🇴 https://t.co/JtWhnIx6Hh
— Abid Q. Raja (@abidraja) July 18, 2020
本作の撮影を歓迎するラジャ氏は一方で、ノルウェー国内の新型コロナウイルスに関する現状を考慮し、「8月下旬」からの撮影開始に難色を示しているという。その為ラジャ氏は、本作の撮影許可を与える前にノルウェー政府と協議し、ルールや規制を設ける意向とのこと。「トム・クルーズとの会話を政府に持ち込んでみます」とラジャ氏は話している。
ところで、トムが「また訪れるのが待ちきれない」と話すように、本シリーズは前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)から主人公イーサン・ハントが雄大なフィヨルドを背景に断崖絶壁を這うシーンなどを、ノルウェーで撮影している。トムは、ラジャ氏との会話を7月上旬から希望していたというから、前作からの挨拶を兼ねた通話だったのだろう。
なお、現在も9月からの再開が見込まれている本作の撮影が前倒しになる可能性もある。米Deadlineによれば、徐々に映画&テレビ作品の撮影が再開されているイギリスのデジタル・文化・メディア・スポーツ省オリバー・ダウデン長官が、ロンドン郊外にある米ワーナー・ブラザースのスタジオでの撮影をトムに打診したのだという。実際にイギリスにて撮影が行なわれるのかどうかは不明だ。
第7作・第8作には、イーサン演じるトムのほか、ルーサー・スティッケル役ヴィング・レイムスやベンジー・ダン役サイモン・ペッグ、イルサ・ファウスト役レベッカ・ファーガソンなど、お馴染みの顔ぶれが続投。前作『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)からホワイト・ウィドウ役のヴァネッサ・カービーも登場する。第1作でユージーン・キトリッジ役を演じたヘンリー・ツェニーが復帰し、新キャストとしてヘイリー・アトウェル、ポム・クレメンティーフ、シェー・ウィガムらが出演する予定だ。