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トム・クルーズ『ミッション:インポッシブル』第7作、決死のスタントで「風が強ければ吹き飛ばされていた」

ミッション:インポッシブル/フォールアウト
(c) 2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved.

アクションの限界に挑戦する映画『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作となる第7作(タイトル未定)では、主演を務めるトム・クルーズの長いキャリアを差し置いて、最も危険なレベルに分類されるスタントが行われているようだ。文字通り、身一つで数々のアクションに体当りしてきたトム自身が、英Empireのインタビューでその過酷さを明かしている。

作品に登場する主人公イーサン・ハントは自身に課せられたミッションをクリアすべく、時に建物間を飛び越え、時に滑走する飛行機に身一つでしがみつく。このイーサンの姿はある意味フィクションであり、またある意味ではノンフィクションだ。なぜなら、イーサンを演じるトム自らがこの無謀とも言えるアクションを常に死と隣り合わせの状況で行ってきたからである。

そんなトムは、第7作でも大掛かりなスタントに挑んでいる。スタントのために数ヶ月にも及ぶ訓練を経たというトム。それでも、撮影初日に行ったスタントでは、その最中に不測の事態が頭をよぎったそうだ。「もし風が強すぎたら、ランプから吹き飛ばされていたでしょう」。このように語るトムは、地上約150メートルのランプ(傾斜路)から、バイクにまたがったまま空中へ飛び出すバイクスタントをやってのけている

「(上空でスタントを撮影する)ヘリコプターが問題になったのは、フルスピードを出したまま、ランプに叩きつけられて岩にぶつかりたくなかったからです。もしくは仮に出だしがおかしかったら、バイクに何が起きていたかも分からない。ランプを飛び立ってからパラシュートを引くまでに6秒くらいあったんですけど、(ヒモが)バイクに絡むのは避けたかったです。もしそうなったら、その先にあるのは良いことではありませんから。」

また、ハリウッドを担う俳優、そして映画業界を支える立場でもあるトムは、コロナ禍で撮影を行うことについても大きな責任を持っていた。2020年12月には本作の撮影現場で新型コロナウイルス感染予防対策を守らなかったクルーを叱責したトムの行動が賛否両論を呼んでいたが、こうした行動も全て、映画業界復興にかける思いからきているのだろう。トムは「全感情が頭の中を駆け巡っていきました。一緒に働いている方々や自分の業界について考えていました」と話す。「(他作品の)クルー全体が映画の撮影を開始したと知って、非常に安心しました。とても感慨深いことでした」。

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Source: Empire

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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