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マッツ・ミケルセン、『ドクター・ストレンジ』に「大好きな映画です」と愛 ─ 空中カンフーもお気に入り「僕は元体操選手だから」

東京コミコン2025 グランドフィナーレ

“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンの出演作には鮮やかな幅があるが、あのマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にも参戦済みであるという事実を、ときどき忘れてしまいそうになる。ベネディクト・カンバーバッチ主演『ドクター・ストレンジ』(2016)のヴィラン、カエシリウスだ。

闇の魔術に魅せられた魔術師として、劇中では不気味な特殊メイク姿で登場したミケルセン。米Varietyの企画にて、カンバーバッチと繰り広げた「ミスター・ドクター」「ストレンジだ」というセリフについて振り返る一幕がある。

「少しジョークがあったんですが、どういう演技にするかについて、僕たちは認識が違っていました」と、現場での演技プランを話すミケルセン。「僕は控えめな演技をする、ドライなバックグラウンドがあります。でも脚本では、もう少し大袈裟に書かれていた。結果的にはうまくいったし、楽しかったです」と話している。

「原作コミックのことは知っていました。1960年代の、サイケデリックなものでした。それを再現させてもらえただけでなく、コミックにとても忠実だったと思います」と、スティーヴ・ディッコのアート世界観を話すミケルセン。さらに、アクションシーンの撮影も大いに楽しんだと語る。

「ワイヤーで空中カンフーもできました。僕はもともと体操選手でしたし、スタンスも自分でたくさんやります。ブルース・リーの大ファンでもありますから、(年齢や体力的に)手遅れになる前に、ついにやれたぞ!という感じでした。」

ミケルセンは本作で「空中カンフー」を披露できたことを、いつも誇らしく思っている。2024年のインタビューでも「一番楽しかったのは『ドクター・ストレンジ』かな。だって、僕が大好きな二つのことができたからです。魔法と空中カンフーです」とコメント。いつか再演してみたい思いもあるのだが、「僕はシリーズ作品で死にがちなんで、難しいでしょうけどね」と加えていた。

この度も『ドクター・ストレンジ』について「素晴らしい作品でした。大好きな映画です」と愛を語ったミケルセン。同作は2026年、早くも公開10周年を迎える。マルチバースを越えて、またミケルセンのカエシウスを見てみたいものだ。

Source:Variety

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者、運営代表。執筆・編集から企画制作・取材・出演まで。数多くのハリウッドスターに直接インタビューを行なっています。お問い合わせは nakataniアットriverch.jp まで。

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