「ストレンジャー・シングス」ミリー・ボビー・ブラウン、スピーチでいじめ廃絶メッセージ

Netflixドラマ「ストレンジャー・シングス」イレブン役で世界的ブレイクを果たした女優のミリー・ボビー・ブラウンが、MTVムービー・アワード2018にていじめ問題に対するメッセージを放った。
ミリー・ボビー・ブラウンは、SNS上を中心にごく一部の過激なネットユーザーによる嫌がらせに耐えかね、Twitterアカウントを削除したことが大きな話題になっていた。この経緯をつぶさに追ったPolygonの調べによると、一部のトロール(荒らし)がミリー・ボビー・ブラウンに嫌がらせをされた等の架空のエピソードを創作し、身内でネタにしていたものが一般ユーザーにまで伝染。Twitter上では#TakeDownMillieBobbyBrown(ミリー・ボビー・ブラウンを潰せ)というハッシュタグまでが一方的に拡散されてしまい、これを苦にして14歳のミリーは自身のTwitterアカウントを削除していた(Instagramアカウントは現在も更新中)。
ロサンゼルス現地時間2018年6月18日に開催されたMTVムービー・アワード2018で、ミリーはTV部門最優秀演技賞を2年連続で受賞。膝の怪我のため授賞式に出席できなかったミリーは、会場に向けたビデオメッセージで登場を果たした。この中でミリーは、「ストレンジャー・シングス」イレブン役で人生が変わったこと、共演者らへの感謝のメッセージをはつらつと述べた後、「最後に…」としていじめ廃絶に向けたメッセージを届けた。
「きっと若い子がたくさん観てるはずだから…、大人も観てると思うけど(笑)、思い出してもらいたいので、言いますね。
私は、”気の利いたことが言えないなら、黙ってて”と教えられました。この世界にいじめがあってはいけないと思いますし、私はいじめを許すつもりはありません。みなさんも許してはいけません。もしもあなたがくじけそうなとき、いじめに負けたくないときは、私にInstagramでメッセージを送って(ウインク)。MTV、ありがとうございます。愛を込めて。(投げキッス)」
映像では、あくまでも明るく爽やかに、かつ毅然とした態度でメッセージを語る14歳の少女の姿を見ることができる。ミリーが「いじめを許すつもりはありません」と宣言した瞬間、会場内に沸き起こった支援の歓声が印象的だ。
ミリー・ボビー・ブラウンの名演光る「ストレンジャー・シングス」は、待望のシーズン3が2019年にNetflixで配信予定。Esquireによれば、全8話構成になるという。
Source:MTV