Menu
(0)

Search

『MINAMATA』本予告編&場面写真公開 ─ジョニー・デップ、キャリア全てをかけて伝える世界への警告と希望の光

MINAMATA
© Larry Horricks

ジョニー・デップ主演・製作、1970年代の日本を舞台に水俣病を題材にした実話映画『MINAMATA─ミナマタ─』が、2021年9月23日(木・祝)に全国公開を迎える。この度、本作の本予告編が到着している。

熊本県水俣市、チッソ水俣工場による工業排水を原因とし、現在まで補償や救済をめぐる問題が続く日本における“四大公害病”のひとつ水俣病。その存在を世界に知らしめたのが、写真家のユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミスによる写真集「MINAMATA」である。ジョニー・デップ自身が、長年の憧れだったと語るユージン。彼の遺作ともなったこの写真集を基に、ジョニー自身の製作・主演にて待望の映画化が実現したのだ。映画では、報道写真家として功績を評価されながらも心に傷を抱えたユージンが、パートナーのアイリーンとともに水俣を訪れ、1971年から3年間現地で暮らし、人々の日常や抗議運動、補償を求め活動する様子を何百枚もの写真に収めていく濃密な日々が描かれる。

このたび公開された本予告は、世界的な評価を得ながらも戦争で心に傷を抱えた写真家ユージン・スミス(ジョニー・デップ)のもとに、アイリーン(美波)が訪ねる場面から始まる。危機にある水俣の状況に驚愕しながらも、その実態を世界に伝えるため、人々と共に立ち上がるユージン。彼の目、そしてカメラを通して、苦悩の瞬間に浮かぶ一瞬の命の輝きや、困難を乗り越えようとする人々の固い絆が、坂本龍一による心を揺さぶる楽曲にのせながら映し出されていく。傷つき、踠きながら人々とともに立ち上がったユージン。彼が映し出した希望の光とは。今こそ伝えるべき衝撃と、心震える感動を予感させる予告となっている。

あわせて、豪華俳優陣を捉えた新場面写真も一挙公開された。ユージンの志に共鳴し、真実を伝えるため、カメラを持ち闘った伝説の写真家に扮するジョニー・デップをはじめ、チッソに補償を求める活動のリーダー、ヤマザキを熱演した真田広之、対するチッソの社長である國村隼の姿が切り取られている。ほかユージンのパートナーとして、強い信念を持ち存在感を放つアイリーン役の美波、水俣病の症状に苛まれながらもその複雑なキャラクターを繊細に演じたキヨシ役の加瀬亮、水俣病の被害で生まれつき目が見えず話せない娘を持つマツムラ夫婦の夫役・浅野忠信と、その妻を演じた岩瀬晶子。ふたりが苦悩しながらも、娘に愛情を注ぐ演技に注目だ。そして新鋭の青木柚が、ユージンとカメラで心を通わす水俣病患者の青年シゲルを好演、ユージンの写真家としての腕を信じる「LIFE」の編集長ロバート・ヘイズ役には、英国アカデミー賞受賞俳優のビル・ナイが参戦した。

映画『MINAMATA─ミナマタ─』は、2021年9月23日(木・祝)、TOHOシネマズ日比谷他にて全国公開。

Writer

アバター画像
THE RIVER編集部THE RIVER

THE RIVER編集部スタッフが選りすぐりの情報をお届けします。お問い合わせは info@theriver.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly