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マーベルドラマ「ムーンナイト」ホラー界の気鋭監督コンビが参加、『アルカディア』『シンクロニック』など

マーベル

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ムーンナイト(原題:Moon Knight)」の監督として、インディペンデント系ホラー映画の気鋭、ジャスティン・ベンソンアーロン・ムーアヘッドが参加したことがわかった。アンソニー・マッキー&ジェイミー・ドーナン主演による最新作『シンクロニック』の日本公開も控える才能だ。米The Hollywood Reporterが報じた。

「ムーンナイト」は、心の病を抱えた元傭兵のマーク・スペクター/ムーンナイトが任務中に重傷を負い、エジプトの“月の神”であるコンシューと契約を結び、自称・神の化身として蘇る物語。主演は『スター・ウォーズ』シリーズなどでおなじみのオスカー・アイザックが務め、監督には『護送車の中で/クラッシュ』(2016)がカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に選出されたエジプト人監督、モハメド・ディアブが就任している。

新たに起用されたジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッドは、映画祭で話題を呼んだデビュー作『キャビン・イン・ザ・ウッズ』(2013)をはじめ、恋愛ホラー『モンスター 変身する美女』(2015)、SFホラー『アルカディア』(2017)など、ジャンルを融合させたホラー映画で高い評価を受けてきた。報道に際し、ベンソンは「8歳の時にコミックをもらって以来、(ムーンナイトのことを)ずっと考えてきました」コメント。ムーアヘッドは「マーベルのドラマでオスカー・アイザックを演出する、そんな夢からまだ覚めない。これは現実なんだ」記している

ジャスティン・ベンソン&アーロン・ムーアヘッド
DONOSTIA KULTURA (Argazkia / Fotografía: Iñigo Royo) https://www.flickr.com/photos/donostiakultura/15465114629/

報道によると、「ムーンナイト」では多数のエピソードをディアブ監督が手がけ、ベンソン&ムーアヘッドは数話を担当する予定。社会派スリラーのディアブ、ホラー出身のベンソン&ムーアヘッド、時代を牽引するクリエイターたちが織りなす「ムーンナイト」の仕上がりに今から期待が高まる。

ドラマ「ムーンナイト」は2021年3月にハンガリー・ブダペストで撮影開始。脚本・製作総指揮は「アンブレラ・アカデミー」(2019-)のジェレミー・スレイターが務める。

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Source: The Hollywood Reporter

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。