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「ムーンナイト」のホラー要素、『ゴーストバスターズ』からの影響あり ─ 「MCUに怖いモンスターたちを」と脚本家

ムーンナイト
(C) 2022 Marvel

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)最新作「ムーンナイト」には、1980年代の人気アクション・コメディとして知られる『ゴーストバスターズ』シリーズからの影響が見られるという。具体的なポイントについて、脚本を手掛けたジェレミー・スレイターが明かしている。

ドラマ「ムーンナイト」は、心の病を抱えた元傭兵マーク・スペクター/ムーンナイトが任務中に重傷を負ったことから、エジプトの“月の神”と契約を結び、自称・神の化身として蘇るというコミックの物語を映像化したものとなる。米Varietyにスレイターが語ったところによると、作風を「『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』のようにしたかった」というが、これはかねてより明かされていたこと。その一方で、ホラー要素において影響を受けた作品として、スレイターはこう続けている。

「私は『ゴーストバスターズ』的なものも取り入れたかったのです。MCUにホラーと怖いモンスターたちを持ち込みたいと思いました。限界まで追い込みたかったんです。ケヴィン・ファイギもマーベルも、そのことについてはすごく協力的でした。なので私たちは、“これは取り止めたほうがよいか”という判断において、ケヴィンをリトマス試験紙のように活用させていただきました。」

『ゴーストバスターズ』というとアクションコメディとしての人気を誇る一方、神話を用いた物語は重厚感を醸し出し、さらには獣の姿をしたゴーストの存在も相まって一定のホラー要素も取り入れたマルチジャンル作品として愛されてきた。そして「ムーンナイト」もエジプト神話を題材としたスピリチュアルな物語だ。ホラー畑で実力を培ってきたスレイターは恐らく、両作に見出した共通点をアイデアの軸としてストーリーを練っていたのかもしれない。

予告編やポスターを見る限り、やや大人向けな作風を帯びる「ムーンナイト」だが、スレイターによれば、「まちがいなく全年齢にふさわしい」作品になっているという。しかし、多重人格者の主人公を追求するダークな物語になるとだけあり、製作のアプローチとしてはPG-13を意識したそうだ。スレイターは、ストーリー構築の際に持っていた心構えをこのように語った。

「私たちは、巨大なMCUのファンベースに対して近づきにくい何かを生み出したくなかった。ファンの方々は、お子さんや家族と作品を観ているということを知っていますから。だだ私は、“出来る限りPG-13的なものにしよう”と考えていましたよ。」

ドラマ「ムーンナイト」はディズニープラスにて、2022年3月30日(水)16時より日米同時配信開始。

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Source: Radio Times

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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