『ジャスティス・リーグ』レックス・ルーサー出番カットの噂、ジェシー・アイゼンバーグが否定 ─ 『マン・オブ・スティール』続編にも意欲

映画『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)で、スーパーマンの宿敵レックス・ルーサーを新たなスタイルで演じあげたジェシー・アイゼンバーグの怪演は忘れがたい。DC映画からは、『ジャスティス・リーグ』(2017)の内実および今後の予定について様々な噂が絶えないが、ジェシー・アイゼンバーグはこの度のVarietyのインタビューにて、自身が知りうる限りのコメントを残してくれている。
ジェシー演じるレックス・ルーサーは、『バットマン vs スーパーマン』で企んだ策略に失敗し、同作ラストでは投獄され、髪を刈り上げられ、コミックやゲームでお馴染みのスキンヘッド姿となった。続く『ジャスティス・リーグ』(2017)での暗躍も期待されたものの、その登場はカメオ的なものになっていた。
『ジャスティス・リーグ』をめぐっては、事情により途中降板したザック・スナイダーの意図が果たしてどこまで活かされていたのかと様々な憶測がかけられており、レックス・ルーサーの出番についても「大々的にカットされた」という噂も聞こえていた。Varieryのインタビュワーがこの件について尋ねると、ジェシーは手短に「いえいえ、とんでもない。それどころか、追加してもらったんです」と否定している。
狂気に満ちたレックス・ルーサーのさらなる姿を拝みたいならば、過ぎたものについて思案するより、続く新作に期待する方が健全だ。とは言え、再登場が期待できるスーパーマン単独作『マン・オブ・スティール』続編については、心強い進捗が伝えられているわけではない。『キングスマン』シリーズのマシュー・ヴォーン監督が交渉参加と伝えられたのが2017年の9月、その後については不透明。ジェシー・アイゼンバーグとて、続編の話題を待っている様子だ。レックス役続投の意志を尋ねられると、次のように答えている。
「是非とも。実際、僕も何も知らないんです。あのキャラクターを演じるのは大好きですよ。たぶん映画役者として、僕がこれまで演じられた役の中でも一番楽しかった。だから是非ともまた演じてみたいものですね。でも、予定がどうなっているのか分からなくて。もしコネがあったら、是非お願いしますね。」
スーパーマンは『ジャスティス・リーグ』で完全復活、むしろシリーズ過去作の陰うつさを振り払い、本領発揮を開始した感すらある。『マン・オブ・スティール』続編が実現すれば、レックス・ルーサーはいかなる手でこのクリプトン人に挑むのだろう。ジェシー自身も「一番楽しかった」と喜ぶヴィランの再登場を、今しばらく待つとしたい。
Source:Variety Eyecatch Image:WEBN-TV