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【ネタバレ】「ミズ・マーベル」最終話おまけシーン解説 ─ 今後に繋がるサプライズ?

ミズ・マーベル
(C)2022 Marvel

この記事には、「ミズ・マーベル」第6話「ノーノーマル」のネタバレが含まれています。

ミズ・マーベル
(C)2022 Marvel

「ミズ・マーベル」エンディング後のおまけシーン、キャプテン・マーベルまさかの登場

マーベル・シネマティック・ユニバース「ミズ・マーベル」第6話「ノーノーマル」エンディング終了後のポストクレジットシーンに登場したのは、自室でコスチューム姿のままベッドに倒れ込むカマラ・カーン。すると左腕のバングルが光り輝き、なんらかのエネルギーに反応している様子を見せる。次の瞬間、カマラは異空間に呑みこまれて、ドアを突き破りながら姿を消す。そして代わりに現れたのはキャロル・ダンバース……。そう、カマラ憧れのヒーロー、キャプテン・マーベルだ!

自分のイラストやポートレートがベタベタ貼られた部屋に迷い込んだマーベルも「嘘でしょ」と困惑している様子。その後、「ミズ・マーベルは“ザ・マーベルズ(原題)”で帰ってくる」とのテロップが表示される。

一体なぜカマラはキャプテン・マーベルと入れ替わったのか?その原理についての詳細は現時点で不明だが、少なくとも彼女はこれまでのMCUに登場したキャプテン・マーベルと同一人物であることは事実らしい。脚本家のビシャ・K・アリは米Deadlineに「カマラのベッドルームに現れたのは、キャロル・ダンバースで間違いありません。あれは完全にそういうことですよ。あの彼女です。マジックではありません」と説明。幻の類や、マルチバースの別人ではないということを強調している。「あとは、1年後の映画を楽しんでくださいねと、それしか言えません」。

こう予告されているように、カマラ・カーンとキャロル・ダンバースは2023年7月28日US公開予定の映画『ザ・マーベルズ(原題:The Marvels)』でクロスオーバー。本質的には『キャプテン・マーベル』(2019)続編と言う位置づけだが、ドラマ「ミズ・マーベル」が登場してから、2人のヒーローに紐づく『ザ・マーベルズ』へと改題された。

期待たっぷりの『ザ・マーベルズ』を手掛けるのは、第1作のアンナ・ボーデン&ライアン・フレックに代わり、リメイク版『キャンディマン』(2021)で知られるニア・ダコスタ監督。脚本は「ワンダヴィジョン」のミーガン・マクドネルだ。撮影は2022年5月頃に終了しており、キャロル役のブリー・ラーソンは「誰も知らない、まだ見られない、とんでもない世界が作られています」との所感を語っている

「ミズ・マーベル」第3話ではバングルのルーツの一部が描かれ、切断された青い腕に装着された状態で発見されていたことが明かされた。このことからバングルの不思議な力は『キャプテン・マーベル』にも登場したクリー人に由来するものであるとの説がある。バングルの神秘を通じてカマラとキャロルが接触するという展開は大いにあり得そうだ。

「ミズ・マーベル」にサプライズ登場したキャロルをよく見ると、最後に登場した『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)からもスーツデザインが新調されている。袖が五分丈になっており、なんだか“こなれ感”が醸し出されたような雰囲気。編み込んだヘアスタイルもクールだ。脚本家のアリが「カマラとの組み合わせが素敵」と語っているように、『ザ・マーベルズ』では、憧れの先輩キャロルとの共闘にワクワクする若きカマラとのコントラストが楽しそう。

尊敬するヒーローと一緒に戦う若手、ということで、アイアンマン/トニー・スタークとスパイダーマン/ピーター・パーカーを思い出した方は、鋭い。カマラ役イマン・ヴェラーニ自身も「『ザ・マーベルズ』で彼女は憧れの人と共闘するから、『シビル・ウォー』でアベンジャーズと共闘して、それから“親愛なる隣人”に戻ったスパイダーマンと似てますよね」とシーズン2の可能性とともに考えている

あいにくカマラはどこかに転送され(?)、憧れのキャロルが自室にやってくるという夢のような瞬間を見られなかった。脚本家のアリも、その撮影現場には居合わせなかったというが、「あの部屋はカマラにとって安らぎと自己表現の場所でしたから、そこにキャプテン・マーベルが立っているなんて、嬉しすぎます」「言葉にできません。最高」と興奮を語っている。

なお最終話では、カマラの遺伝子には「突然変異」が生じた可能性が言及されており、これがミュータント、つまり『X-MEN』への伏線であると話題になっている。アリは「すべては映画で明かされますよ」と認めていることから、カマラのミュータント設定は『ザ・マーベルズ』で掘り下げられるものと見られる。

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Source:Deadline,stylecaster

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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