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Ms.マーベル、実写映画の脚本に『ローグ・ワン』リズ・アーメッドが挙手 ― 『ビッグ・シック』脚本家らとともに

史上初のムスリム系ヒーロー、Ms.マーベルがマーベル・シネマティック・ユニバースにて実写映画化されるかもしれない
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長による「実写化を検討している」発言をきっかけに盛り上がったこの話題に、『ナイトクローラー』(2014)や『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)で知られる俳優兼ラッパーのリズ・アーメッドが興味を示した。

「マーベル・スタジオは『Ms.マーベル』の脚本に、僕やミンディ・カリング、クメイル・ナンジアニをいつ呼んでくれるの?」

マーベル・スタジオへのメッセージ?

2013年の「Captain Marvel #14」に初登場したMs.マーベル、その正体は普通の女子高生であるカマラ・カーンだ。ヒーローオタクで趣味はアベンジャーズのファンフィクションを書くこと、そんな彼女はある事件をきっかけに、体を自在に変形できるスーパーパワーを手に入れる……。
2015年ヒューゴー賞でグラフィックストーリー部門を受賞した本作を手がけるライター、G・ウィロー・ウィルソンは世界幻想文学大賞受賞作家にして女性のムスリムだ。なお邦訳版『Ms.マーベル:もうフツ―じゃないの』はヴィレッジブックスより刊行されている。

このたび「Ms.マーベルを実写化するなら」と声をあげたリズ・アーメッドはパキスタン系イギリス人。最新作『オーシャンズ8』の公開を控える女優ミンディ・カリングはインド系の家庭に生まれ育っている。自身の経験を基にした映画『ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ』(2017)で第90回アカデミー脚本賞にノミネートされたクメイル・ナンジアニはパキスタン系アメリカ人だ。三人とも脚本家の執筆経験を持つだけに、カマラ・カーン/Ms.マーベルの物語を描くにはふさわしいとリズは考えたのかもしれない。

むろん現時点で、Ms.マーベルの映画化が本当に実現するのか、実現するとして彼らが脚本家として起用されるのかはまったくわからない。このたびのリズによる“挙手”は――移民問題を歌った楽曲『Immigrants (We Get The Job Done)』に参加するなど、アクティビストとしての性質も色濃い彼らしい――映画製作の裏側に多様性を確保するよう、今のうちから訴えるメッセージだと解釈することもできるだろう。『ブラックパンサー』(2018)を成功に導いたマーベル・スタジオではあるものの、ムスリム系の少女を主人公としたヒーロー映画を製作するとなれば、再び非常に高いハードルとなることは明白なのである。

コミック邦訳版『Ms.マーベル:もうフツーじゃないの』は、ヴィレッジブックスより発売中。

Source: CBR

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

THE RIVER編集部。「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。国内舞台作品の執筆・創作にも携わっています。ビリー・アイリッシュのライブに行きたい。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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