ビル・マーレイが不適切行為で告発、主演映画が製作中断に

『ゴーストバスターズ』シリーズなどで知られる米俳優ビル・マーレイが、主演映画の撮影現場で不適切な言動を行なったとされる告発を受けた。同作の製作は中断となった。米Deadlineなどが伝えた。
報道によると、マーレイは米サーチライト・フィルムの映画『Being Mortal(原題)』の撮影現場で不適切な言動を行なったとされる。2022年4月11日週のうちに報告され、18日(現地時間)に製作一時停止、この度は中断に至った。
20日夜、スタジオからキャストやクルーらに向けて「状況を検討した結果、現時点では製作を続けることができないと判断しました」と伝える声明文が届けられた。同文には、あわせて「我々は製作を再開することを望んでいます」とも記されている。
現在、調査が行われている。マーレイの今後の関与は不透明となった。不適切行為についての詳細は現時点で明らかになっていない。
この作品は「マスター・オブ・ゼロ」(2015−)アシズ・アンサリによる初の長編映画監督作で、マーレイは主演を務めていた。共演はセス・ローゲン。撮影は3月28日に開始されており、中断の時点までに半分が完了していたという。2023年に米公開を予定していたが、この度の中断による影響は不明。
なおマーレイは、マーベル映画『アントマン&ワスプ:クアントゥマニア(原題)』への出演も報告されており、同作は撮影終了済み。仮に本件がマーレイのキャリアそのものに影響を与えるとすると、『アントマン』はじめ他のプロジェクトも対応に追われる可能性がある。