厳しい評価受けた『エターナルズ』キンゴ役、「あの映画での自分を変えたいと思うことは全くない」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『エターナルズ』について、キンゴ役のクメイル・ナンジアニはこれまでに複雑な思いを口にしている。新たにゲスト登場したポッドキャスト番組では、同作での演技に全く未練を抱えていないことを語っている。
「あの作品での自分の演技はとても誇りに思っています」と振り返るナンジアニ。「滅多に言わないことですが、実はあの映画での自分にの演技について、変えたいと思うことは一つもありません」と堂々たる思いを口にした。
実際に、役者が自身の演技に全く不満や後悔を抱えないというのは珍しい。「自分のやっていることに満足しきっていたら、それは私にとっては死を意味する」(ゲイリー・オールドマン)、「毎作、全力で取り組むのですが、それでもいつも仕上がりに不満を抱いています」(クリストファー・マッカリー)、「もっと上手くやれたと感じることはあるし、役者は皆そうでしょう」(アンソニー・ダニエルズ)、「どの作品でも、完璧だ!やり切った!という感覚は1度もない」(真田広之)と、彼らは自己に厳しい姿勢でいることが多いのだ。
冷遇を受けた『エターナルズ』について、ナンジアニは「めちゃくちゃ傷つきました」と過去に語っている。酷評を目の当たりにして「セラピーに行かなきゃ」と感じるまで落ち込んだ時、「自分の自己肯定感が、思っていたよりも他の人の反応に依存していたんだなと気付いた」と語ったナンジアニ。
それが現在、同作での自分を誇りに思うと発言するに至ったことは、『エターナルズ』にまつわる彼のメンタルヘルスが落ち着いて成熟した段階に進んだことの現れだろう。「失敗は失敗ではないんです」と、ナンジアニはこの度語っている。「それは学ぶ機会なんです。自分がコントロールできるのは、あらゆる仕事から学び、あらゆる仕事に喜びを持って取り組むことなんです」。
今のところエターナルズのメンバーがMCU作品に再登場する予定は伝えられていないが、再び彼らの規格外のスーパーパワーを拝みたいものだ。
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Source:Variety



























